スピーカーをバスレフ型にしたいけど、エンクロージャーの容積がとれない。
小さいスピーカーだけど低音が欲しい!
そんな時は、パッシブラジエーターの採用をオススメします。
パッシブラジエーターとは、マグネットの無いスピーカーのようなもので、箱に設置するだけで箱の中の低音域だけを強調することができるものです。
パッシブラジエーターについて詳しく解説した動画
まずは、こちらの動画をご覧いだければと思います。
パッシブラジエーターの低音増強の仕組み
パッシブラジエーターの低音増強の仕組みは、バスレフ型のエンクロージャーの低音増強の仕組みと似ています。
バスレフ型のエンクロージャーは、ユニット背面から出る低音をダクトから増強させて出力しています。
パッシブラジエーターも同じく、ユニット背面から出る低音域を、板を震わせて出力するという仕組みです。
低音域に関しては指向性が弱い為、スピーカーのどこから出力しても大丈夫です。なので、あえて背面をパッシブラジエーターにして、壁に低音を反射させるというスピーカーも存在したようです。
スピーカーユニットよりも、パッシブラジエーターの板の方が面積が広いという一見変わったスピーカーでした。
パッシブラジエーターはエンクロージャー容積が取れない時に有効
低音増強したいけれど、バスレフ型にできるほどエンクロージャー容積が取れない!
そんな時にオススメです。
前回作った、天吊り型スピーカーもバスレフ型を採用しようと思ったのですが、中に配線や基盤、電源などを組み込まなくてはならなかった為にバスレフ型に出来ませんでした。
そこで、パッシブラジエーターを採用したのです。
上の動画を見て頂けるとわかるように、低音増強効果は密閉型とバスレフ型の間ほどのようですが、必要にして十分な低音域を確保できていると思います。
エンクロージャー容積に合わせて採用を決めるとよいかもしれない
パッシブラジエーター自体もなかなかのお値段がしますので、エンクロージャーの容積に合わせて採用を決めると良いかと思います。
私が今回使ったのはコチラの商品です。
市販のユニットでは、容積に対して低音を増強させたいときに採用されている事が多いようです。
自作される際の参考にしてみて下さいね!
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