どのアンプを買えばいいのか?アンプによる音の違いがどの程度あるのかを検証する 自作スピーカー基礎知識

パワーアンプには、1台300万円を超える物から、3000円以下の物まで様々なものがあります。

「スピーカーを作るのはいいけれど、どのアンプを買ったらいいのか分からない!!」

そんな悩みを解決する為に、国産の有名オーディオメーカーのアンプとAmazonで手に入る格安の中華アンプを比較、検証してみました。

結論から言うと、私としては格安中華アンプでも気軽に音楽を楽しむだけなら十分な音質だと感じました。

 

アンプの違いを、アンプとスピーカーを変えて検証した動画

動画に比較した答えがあります。

 

ここから、動画の補足をしていきます。

国産オーディオメーカーDENON(デノン)のPMA390AE

PMA390AEはDENONのプリメインアンプの中でもエントリーグレードのモデルとして2006年ごろに発売されました。

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デノン(Denon)
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当時の定価は45000円ほどしたそうです。

古いアンプですが、なかなかいい音で鳴ってくれます。価格.comやAmazonの評価も比較的良い方でした。

良さそうな中古品をたまたま安く手に入れる事が出来た為、今回の実験に使いました。

 

格安中華アンプ Lepy LP-268

こちらはAmazonで1400円で販売しているアンプです。

ACアダプターが無いと動きません。ACアダプター付きはコチラです。

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なるべく安いアンプと比較したかったのでコチラを実験に使いました。

オーディオマニアでもピュアオーディオでもない私にとっては、部屋で手軽に聞く分には必要にして十分な性能だと感じられました。

 

アンプを高級にするより、スピーカーユニットを良い物にしたほうが良さそう

こちらは1000円以下の格安ユニットです。

実際にアンプを変えて聞き比べてみた結果。

何十万、何万円もかけて高いアンプを買うのであれば、+数千円足してちょっとイイスピーカーを買ったほうが音質に対するコストパフォーマンスは良さそうです。

こちらはPARC Audioのユニット。8000円~9000円ほどしますが、音は私好みです。

 

「アンプにお金をかけるぐらいであれば、スピーカーユニットを1グレード上げたほうがコストパフォーマンスに優れ手軽に良い音が手に入る」と、秋葉原にある自作オーディオの専門ショップコイズミ無線さんの店員さんに教えてもらいました。

自作スピーカーで有名な長岡鉄男さんの書籍、「世界にただひとつ、自分だけの手作りスピーカーつくる」という本の中では、「アンプによって音は変わるが、アンプ45に対してユニット55ぐらいの割合」と書いてありました。

上に貼った動画でも、元の音質の問題もあるとは思いますがアンプ自体の差は45000円だろうが、1400円だろうがそこまでの差は感じられなかったのではないでしょうか。

何十万、何万円もかけて高いアンプを買うのであれば、+数千円足してちょっとイイスピーカーユニットを買ったほうが音質に対するコストパフォーマンスは良さそうです。

 

手軽に、気軽に始めるなら、中華アンプからスタートしても全然OKだと思います!

実際に自分の耳で検証してみても、私の今の感覚でいえば中華アンプでも全然アリだと感じました。

手軽に、気軽にスピーカーづくりを始めるのであれば、中華アンプからスタートしてもOKなのではないかなと思います。

私が沢山スピーカーを作って実験してきた中で大切だと感じた事が2点あります。それは「楽しめる事」「妥協点を置く事」です。

楽しもう!

1つ目の「楽しめる事」とは、そのままですね。作ってて楽しくないようであればメーカーが推奨している既製品を買ったほうが良いと思います。

私の好きな漫画の中のセリフにこんなものがあります。

「道草を楽しめ 大いにな

ほしいものより大切なものが きっとそっちに ころがってる」

自作スピーカーの世界の事を言っている様に感じます。イロイロ楽しんで作っているうちに「欲しい音質」よりも大切な知識や経験、思いがけない体験が身についていきます。

これが楽しむってことです。

妥協点を決めよう!

二つ目の「妥協点を置く事」ですが、これはお金や時間に制限をかけるという事です。

際限なくお金と時間を組み込めば、それはそれは素晴らしいオーディオ環境が出来上がるでしょう。最終的には、安定した電源を取るために「マイ電柱」を立ててしまったり、オーディオ専用のリスニングルームを作ったりして。

そんなことが出来るのは、ほんの一部の人だけだと思います。そしてそれは万人が求めている事ではないと思います。

限られたお金と時間の中で「どこは妥協出来て、どこは妥協できないのか?」これを考えるのが自作スピーカーを楽しむポイントだと思うのです。

そんな中で、安価でそこそこの音質が出に入る今回の中華アンプは、選択肢の1つとして入れてみても全然OKなんじゃないかというのが私の考えです。

 

確かにアンプで音は変化するけれど、良い音を手に入れるにはスピーカーユニットにお金をかけたほうが良さそう。

これが私の結論でした。

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