自作スピーカーの、ある意味で頂点ともいわれている長岡鉄男さんが設計したスーパースワン
そんなスーパースワンをダイソースピーカーのサイズにした「ダイソースワン」を作ってみました。
スーパースワンとは
雑誌「FMFan」の1992年12月号に掲載されていた、長岡鉄男さんの設計したスピーカーです。
Dレンジが圧倒的に広い、情報量が多い、音像は小さく音場は広い。
10㎝1発とは思えないほどの大音量再生が可能だが、超低域(50Hz以下)の大入力には弱い。
30㎝3wayでの大音量再生時の低音の量感では負けるが、中小音量時の低音の軽くてスピード感のある鳴りっぷりでは勝っていると思う。
30㎝3wayからスワンに乗り換えたという人が何人もいる。スワンはアンプの実力差に比例した鳴り方になるので、音の良し悪しはアンプ次第。
と絶賛されています。
「スーパースワン」で検索をかけると、ものすごい数の自作された方の画像が出てきますよ。
今回の設計図と木取図を公開!
ダイソースワンの設計図と木取図を公開します。
使用するのは12㎜のシナ合板2枚です。是非作ってみてくださいね!
クリックで拡大します。
クリックで拡大します。
サウンドプラザ井田様のウェブサイトの情報を参考に組み立てさせていただきました。
http://spida.art.coocan.jp/page7.htm
ダイソースワンの組み立て手順
1,下処理をする
スピーカーには赤黒コードの処理をしておきます。
バッフルにスピーカーのサイズの穴を開けます。34番と35番です。
続いて、中の仕切りパーツを加工します。8番と11番です。
25番と26番をくりぬきます。今回は、ノミを使って少しずつくり抜きました。
加工し終わったものがコチラです。
2,首パーツを作る
続いて、首パーツを作ります。木工用ボンドで接着します。17、18、19、20番です。
3,頭パーツを作る
27、30、26、33をボンドで接着します。
4,内部パーツを作る
1,2,3,4番で第一音道の筒を作ります。
9,10,11番を組み合わせて中央のパーツを作っておきます。
5,下部の箱のを組む
5,13,14,15で下の箱の外周を組み立てます。
組み立てた外周と、底板16番を貼り付けます。
6,中にパーツを組み込んでいく
中にパーツを組み込んでいきます。
まずは4で作った第一音道のパーツを底の左右に空間ができるようにセンターに設置します。
続いて、8番を、加工した個所が下になるように接着します。その際に6番と7番を挟み込むように接着します。
底板と、手前のパーツにボンドを張り付けると強度が上がってよいかと思います。
内部パーツの最後は、9,10,11の中央パーツと12番の中央パーツをいっぺんに組み込むと良いと思います。
いっぺんに入れないと中央の12番がキッツキツで入らなくなるっぽい感じだったので。
これで内部パーツは完成です。25番の天板でふたをしましょう。中央の穴は本来であれば鉛玉みたいなもので重量を出すようですが、今回は何も入れずに空洞のままにしました。
正面に謎の補強板をはりつけます。36番の板です。
これで下パーツは完成です。
7,頭パーツと首パーツを完成させる
首パーツの下部に、補強板を巻き付けます。21,22,23,24番です。
バッフルと頭パーツを合体させます。
背面から内部にアクセスするため、背面板のみ木ネジで止める穴をあけておきました。
首パーツと頭パーツを合体させます。
8,ユニットを組み込む
上部パーツにユニットを組み込みます。
スーパースワンを作られる方の多くが背面にフェルトなどの吸音材をはっていたので、私もウレタンの吸音材を背面の板に添わせて設置しました。
木ネジで背面を閉じたら上パーツは完成です。
9、上パーツと下パーツを接着したら、完成!
上パーツと下パーツを接着したら完成です!!
ダイソーのスピーカーだけでなく、ほかの5㎝フルレンジユニットが取り付けできます!
是非作ってみてくださいね!
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