2023 5/19にモック株式会社 大型パネル千葉工場で開催された第3回 大工の会に参加しました。

60人を超える大工を中心とした業界の方が集まり、大工の内山さんのお家を建てるための打ち合わせをみんなの前で公開でやってしまおうという企画。
すでに、構造材の99%以上が木材問屋からではなくプレカットから納められる時代。
いったい、これからの時代に我々はどうしていったらいいのか?を探るために参加させていただきました。
内山さんは、自宅をCLTを使って建てたいということでした。
CLTをはね出したデザイン。例えば、車で前を通った時に思わず「お!カッコイイ家があるぞ!」と思われるような。そんなイメージ。
自分の家を建てながらも、その家を自社の工務店のブランド商品として展開するための営業ツールにもしたいという事でした。
内山さんの工務店は、主にリフォームが中心の工務店とのことですが、カッコいいモデルハウスが出来て規格化できれば自社のオリジナルブランドの家として販売もできそうですね。
当日の公開打ち合わせでは、CLTのはね出しをどうすれば実現できるか?というだけでそこにいる大工さんから様々なアイデアが出ました。やっぱり大工さんの経験からくる知識がどんどん出てくるあたり、これを繰り返してできた家は、大工の知識が凝縮された凄い住宅になりそうな予感を感じます。
みんなの前で全てをさらけ出した内山さんの、35年ローンと人生を賭けた家。満足できるいい家が建つといいな~
さて、今回の大工の会に参加させていただいて感じたこと。それは、「もはや木材問屋の入り込む隙間は無さそう」という事でしょうか。
「木材の品質が~」という話はもはや出ることも無く。値段と品質のたたき合い状態は続いてきそうだと感じました。
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