「記念市は買方さんにとってどんなメリットがあるんだろうか?」
と、ふと考える事があります。
記念市は市の中でも月に一度の大きな市です。
東京木材市場
はるか昔、市場の材木の販売形式は「市売のみ」でした。
週に一回、「市日」としてセリで材木を売っていたそうです。
その為、材木問屋は「市日」に向けて集荷に全力を注ぎ、
買方である材木屋さんは「市日」にしか仕入れが出来ない為、
市日に全力で「セリ」で値を上げて欲しい物を買っていく。
そんな形態だったそうです。
林場倉庫には今もこんな看板が残っています。
ここに勤め始めた時は、
「市日当日の先売りは致しません って。
市売じゃなくても売ってるじゃん。なんだこの看板?」
って思いましたよ。
市日にしか材の仕入れが出来なかったり、
市日ならではの珍しい物があったり、
市日のセリで委託材が安く買えたり、
役物が化けたり、
他の買方さんと世間話や情報収集が出来たり
昔はお客さんにとって「市日」に市場に来るメリットが多かったかも知れません。
今現在、頑張って集客しても人が来ない原因は
記念市に来るメリットって何なんだろうか?
を考えずにただただ「来て下さい!」って言ってるからかもしれません。
「この先材木屋はどうなる」っていう検索ワードで
このブログにたどり着いた方がいたので自分でも検索してみたら、
一番上にこのブログが出てきました。
この業界がどうなるのか、どうするのかは
私たちのこれからの行動次第ではないでしょうかね?
このままでは尻つぼみになると感じているのは私だけではないはずです。
だからこんな検索ワードでここにたどり着いたんでしょう?
一緒に一生懸命考えて頑張っていきましょうよ!!
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