東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

モクコレ2019に参加して感じた事

1/29と30に開催されたモクコレ2019に参加しました。

私は一応、「出展者」という扱いで東京都のブースにいました。
と、いうのも去年のモクコレで「なんか色々ずれている気がする」と考え、チームを抜けさせてもらったからです。

それでも出展者として参加させてもらったのは、初日の夜にある出展者同士の懇親会(飲み会)に参加したかったからです。

同じ業界の方たちと繋がれる機会はそうそうないですし、人見知り気味な私はお酒でも入ってないとなかなか話しかける事も出来ないからです。

懇親会に参加させてもらったおかげで、色々と人脈を作ることができました。

 

モクコレ2019 私たちのブース

モクコレ2019での私たちの出展内容は

  • 東京都森林組合 ガードレールなど
  • 細田木材工業  きえすぎくん
  • 木材流通推進協議会(東友会) 被写体認証 VR
  • クネット  手すり
  • TSC  家具

といった物でした。

多摩産材をPRしようというのが目的だったのかと思います。

私はVR担当でした。(出歩きまくってたので結構不在でしたが)

当日見てもらった映像はコチラです。高画質にしてご覧くださいませ。

 

一番人気はやはり、きえすぎくんだったでしょう。問い合わせが絶えない感じでしたね。

 

講演会やセミナー、パネルディスカッションも

ずっと気になっていた浅野さんのパネルディスカッション

やはり、地域資源を活かすのであれば川上と川下が連携しているのが理想のモデルだなと感じました。

 

ウッドデザイン賞コーナーには「新木場海床プロジェクト」の展示も

ウッドデザイン賞のコーナーには、「奨励賞」を受賞した新木場海床プロジェクトの展示もありました。

私も関わっているプロジェクトだけに嬉しい所です。

モクコレ2019で私が感じた事

モクコレ2019で感じた事は以下の2点です。

  • 素材での勝負は難しい
  • ターゲットをいかに明確にするか

1点ずつ説明していきますね。

「素材」での勝負は今後も難しいという事

当たり前ではありますが、木材の「素材」での勝負は難しいと感じます。

正確には「素材の良さ」を売りにするのには限界を感じます。

たとえば、私のいる市場だけでいえば役物(節の無い材)でも、同じ「杉」であれば”安ければ安いほど良い”という状態です。

ざっくりいうと「品質」と「価格」のたたき合い状態に陥っているため、素材の良さだけを売りにするのには限界を感じます。

アピールするなら素材ではなく、他の物。

例えば、加子母村のように「林業地、地域そのもの」を愛してもらえる仕組みだったり、西粟倉村の「ユカハリタイル」ように「誰でも使える木材」の仕組みだったりですね。

それが、物になっているとやりやすそうです。特に人の悩みを解決するタイプの物はいいですね。

私はコレが気になっています。

誠に手前味噌ではございますが、初投稿させて頂きますがよろしくお願い致します。去る1/29、30と弊社でも「パーソナル・ヌック」でモクコレ2019に参加させて頂きました。そしてこの度、2/15~2/28まで東急ハンズ新宿店様におきまして…

横内 靖英さんの投稿 2019年2月4日月曜日

 

最近の家って、おとうさんの書斎が無いじゃないですか?

そんな悩みを解消できる凄い商品だと思うんですよね。個人的に欲しいですもん。

まぁ、材木屋さんであれば自分たちでなんとか出来ちゃうような気もしますね。

 

シェアオフィスとかの個室にしてもかなり良さそうな感じしません?

木のぬくもりに包まれた快適空間で、集中してめちゃめちゃ作業がはかどりそう!

 

なんにしても、「素材」の良さをウリにして勝負するのは難しくなってきてますね。

東京は、「木の消費地」なんて言われてますけど、うちの市場で一番出てる材料はビルを立てるときに使われる材料の「バタ角」と呼ばれるものです。

※バタ角とは、細い丸太から製材された丸みや皮が微妙に残っている材料です。曲りや節、割れ、虫くいなどは当たり前にあります。使用用途は建築資材を置くために下に引く台棒です。建築材ではなく、いわゆる土木材とよばれるものです。

今の東京では良い材はほぼ求められてません。求められていても値段と品質のたたき合い、出来るだけ安くて良い物を状態。

バタ角が引く手あまた状態です。

 

ターゲットをいかに明確にするか?

モクコレを見学して思ったことの2つ目がターゲットですね。

誰のための展示なのかが、それぞれバラッバラ。工務店さんなのか、材木店なのか、建築士なのか、お施主さんなのか。

まぁ、それぞれ出展者の強みが違うので仕方ない事なのですが、なんとも一体感が無い感じなんですよね。

ただ、木に関わる物を展示してるってだけで、見てもらって、誰に、何をしてもらいたいのかがよくわからないのです。

 

特に、わからないのが私のやってたVRなんですけどね。

見てもらった後に「はい、ありがとうございました」で終わる。その後お互いに得る物が何もない。

 

何かを見せるのであればターゲットをちゃんと決めて、100点がどんな状態なのかをイメージしてからがいいですね。

建築士さんをターゲットにするのであれば建築士さんだけに刺さる何かをしたほうが良いんじゃないかなと思うんです。

 

誰に見てもらって、何をしてもらいたいのか?

最低限これは明確にしないと意味不明展示になること請け合いです。

 

そんな私がこっそり公開しているサイトを紹介します。

そんな私が、去年のモクコレで気付いたことを基に構築し始めたサイトを公開します。

その名も、「木材・材木のススメ」です。

ターゲットは木を差異性にしたい建築士さん。目的は、地域の木材店を活性化させること。

そうすれば巡り巡って私たち問屋の仕事も増えて欲しいというのが狙いです。

トップページ

書きたいこともたくさんあるので、これについては、また別記事でまとめさせていただきます。

今は、また別サイトの構築中なのでそちらが終了次第、全記事リライト&新規作成を開始します。

 

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