東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

中島工務店の中島さんが愛する加子母村について知った TOKYO STYLEでの勉強会

新木場駅前のモデルハウスTOKYOSTYLEで行われた
HEAD研究会に参加させていただきました。

 

HEAD研究会についてはコチラをクリック
(HEAD研究会のウェブサイトに飛びます)

 

当日は

中島工務店さんの中島創造さんによる

加子母(かしも)地域の取り組みについて

芝浦工業大学の青島啓太さんによる

木の国際化 と CLT

に関する講演を聞くことが出来ました。

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中島工務店さんによる「加子母地域の取り組み」は

中島さんの非常に強い加子母愛が感じられる講演でした。

 

 

加子母地域は人口3000人ほどの地域で

岐阜県の東の端、長野県の隣にあります。

 

昔は加子母村でしたが

今では市町村合併により岐阜県の中津川市の一部の地域となっています。

 

主な産業は 林業、農業、畜産業

林業 では 木曽ひのき 東濃ひのき

農業 では ミネラルトマト、西方イモなど

畜産業 では 飛騨牛 が有名です。

 

中島工務店さんはそんな加子母の材料を使い、家づくりをしています。

 

加子母地域での取り組みを私が感じた一言にしてまとめると

「加子母の物語に共感してもらい、ファンになってもらい、買ってもらう」

という情緒的ベネフィットをそのまま形にしたような取り組みモデルです。

 

 

加子母を知ってもらい、加子母を好きになってもらう。

加子母のファンになってもらったら、加子母の材料で家を建ててもらう。

結果的に加子母が元気になる!

加子母村の物語を建て主さんとみんなで作っていく!

建てた家のふるさと加子母への里帰り「ふるさとまつり」も開催さらに加子母が好きになる。

 

 

加子母を知ってもらう為、加子母を好きになってもらう為

中島さんは加子母ツアーやTOKYOSTYLEでの家づくりワークショップなど

様々な取り組みをされています。

 

 

加子母村の方は、郷土愛が非常に強く

一番大切にしていることが「ひとづくり」という村です。

 

「ひとづくり」とは「勉強をしなさい!」という事ではなく

地域の事をちゃんとやりましょう という道徳的な部分の事です。

加子母村には「村是」があり、そこには「ひとづくり」をちゃんとしましょう 

と記されているそうです。

 

加子母に行かれたことのある人は、「いい人ばかりだった」と言われます。

加子母地域の昔から続いている郷土愛が伝わってきます。

 

 

加子母地域のすごいところは

伐採から建築まで全て加子母地域内で担えるところにあります。

 

一般的な木の流通は

伐採→原木市場→製材所→材木問屋→材木屋→工務店 

と、それぞれがそれぞれの役割を持っていますが

加子母地域では、材料の伐採→製材→乾燥→設計→施工 までのすべてを
地域内の施設で行えます。

これを「完結型林業」といいます。

 

完結型林業が可能な為、「産直住宅」という仕組みが作れます。

 

 

加子母に来てもらって、人、森、美味しい物、風土に触れてもらい加子母ファンに!

「加子母の木で家を建てたいな!!」って

 

「木を買ってもらう」 というよりは 「加子母の郷土愛」を買ってもらう

という事です。

他のハウスメーカーには無い「お金では買えない価値」が確かにそこにあります。

 

 

中島さんは名刺交換の際に「加子母村の中島です」と自己紹介をされます。

その時点で加子母に対する熱い思いが伝わってきます。

勉強会の後、懇親会があったのですが

そこで皆さんに振る舞われた「加子母」料理と加子母のお酒は とてもおいしかったです。

特に 鶏ちゃん(けいちゃん)は美味でした!

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(青島さんのCLTについては後日)

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