西粟倉村に行って気付いた事。シリーズ
2、「山村の限界集落」 と 「都内の材木業界」は似ている
どこが似ているって??
少子高齢化からの人口減少 という所です。
西粟倉村は、年間を通して生まれてくる赤ちゃんの人数よりも、
お亡くなりになる方の人数の方が多いため、年々人口が減少しています。
人口の減少を食い止める為に
Iターン、いわゆる移住者を募る事が重要になってきます。
それには、「この村で暮していきたい!移住したい!」と思わせる
「仕掛けづくり」が必要となるわけです。
人がこの村で暮らしていくのに必要な「雇用」や「棲み家」をはじめ
「この村に住みたい!」になるまでの仕掛けです。
西粟倉村はそんな「仕掛けづくり」に成功している例だと感じました。
私の知る限り、後継ぎがいて今後も材木屋さんとして商売を続けていく
そういう人の方が珍しいと感じるのが、私のいる都内の材木業界です。
新木場相原に勤め始めた時に、
「なんで材木屋なんかで働き始めたの?」
って東木の買方である材木屋さんにイッパイ聞かれました。
そんな東京木材市場の買方さんも、
その多くが自分の世代で材木商を終えるのだと感じます。
そうして、業界は徐々に縮小しているのが現状です。
新木場の材木商の数がここ数年で激減している事がそれを証明しています。
材木業界を盛り上げていくには、西粟倉村におけるIターンのように
材木業界に関わりのある人を増やしていくことが大切だと感じます。
「材木は儲かる」だとか「材木は楽しい」だとか
あえて「材木業界で働きたい!!!」と、若い人を呼び寄せるような
「仕掛けづくり」を考えられればいいですね。
(私がやっているクッブもその一つなんですけど。)
あとは、土壌づくりも大切だと感じました。
リスクもあると思いますが、何かにチャレンジできる土壌が必要だと感じます。
この業界にも通じるような
面白い記事があったのでリンクを貼っておきます。是非読んで下さい!
地域創生「発展する地域とそうでない地域の違いは?」新しい種をつぶす人、見守る人「過去の栄光に囚われず、挑戦するフィールドを地域に作れるか」
過去の栄光へのとらわれとねじれ・・・
ここに来た時に「昔は良かった」と・・・
そればかり聞かされたのをコレを読んで思い出しました。
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