ダイソーの300円スピーカと、セリアの100円スピーカー、キャンドゥの500円スピーカーを合体させてみました。
こんな感じのスピーカーが完成しました!
作り方と音はコチラ
こちらの動画で、このスピーカーの作り方と音の比較が聞けます!是非ご覧くださいませ。
ココから先は、作成の工程を文字と写真で細かく詳しく説明します。
100均のスピーカーを融合させようと思ったわけ
作成のきっかけは、YouTubeにもらったコメントでした。
思うにセリアをツイータにして、ダイソーをメインスピーカで2wayにしてバスレフポートを設置し鳴らすと、面白いんじゃないかな、などと思いました。
これをきっかけに、100均のスピーカーだけを使ったマルチウェイスピーカーを作ってみようと考えたのです。
セリアのあのスッカスカな音質を活かそうと思ったというのもあります。
エンクロージャーの大きさは、前回の実験の結果から決定しました。
箱の容積は、100均スピーカーの箱の実験から2.7リットルに決定しました。
実験の動画はコチラです。
思いのほか、大きめの箱の方が私の好みでした。
バスレフポートのダクト幅も、前回の実験結果から決定しました。
全て5㎝のフルレンジユニットなので、そのまま鳴らしても低音域の再生は期待できません。そこで、バスレフ型の形状にして低音の増強効果を狙いました。
その際のダクト幅も、前回の実験結果から決定しました。
計算して数値から算出する事も出来ますが、実際に聴きながら仕様を決定するのも悪くないですよ。
せっかくだから、マルチウェイネットワークを組んでみました!
3つのスピーカーを使うし、音が重なり合ったらうるさそうだなと思ったのでマルチウェイネットワークを組んでみました。
とはいえ、今回使ったのは全てフルレンジのユニット。どう分けようかと思ったところキャンドゥのスピーカーにこんな文字を発見しました。
迫力の重低音
これは、低音域担当にするっきゃない!!ということでキャンドゥのユニットは低音域の担当になりました。
もちろん、セリアのユニットはツイーター代わりです。高音域しか出ないようなスッカスカユニットなので。
残されたダイソーは、中音域を担当してもらうことにしました。
マルチウェイネットワークと聞くと、かなり難しそうに感じますが実際にやってみるとそんなに複雑でもなかったです。
すごくわかりやすく説明した動画がありますので、合わせて見て頂けると嬉しいです。
そんなこんなで、今回はこんな感じで分ける事にしました。
ベニヤ板にコンデンサーとコイル、可変式抵抗器を取り付けて、完成です。
箱を作って内部にユニットとネットワークを組み込みます!
まずは、寸法を考えながら簡単な設計図を書きます。
設計図通りにベニヤをカットします。
ユニットの口径はおおよそ52㎜です。自在に穴の大きさが変えられる自在錐を使って穴を開けていきます。
ただ、セリアが気持ちちょっと大きめ、ダイソー、キャンドゥは気持ち小さめに開けるといい感じになるかと思います。
まぁ、ハマないのも嫌だと思うので、52㎜で全て開けておけば問題ないです。
切り出した部材がコチラ。背面の大きな穴はターミナルを取り付けるためのものです。
あとは、木工用ボンドで接着していきます。
組みあがったものがコチラになります。
これに、ユニットとターミナルを取り付けます。
ユニット、ネットワーク、ターミナル、バスレフポート、吸音材フェルト、足を付ける!
出来上がった箱に、ユニットを取り付けていきます。
キャンドゥとダイソーはそのまま裏からネジ止めで、セリアはネジ穴が無いのでホットボンドで固定しました。
ちなみに、この時点でネットワークとバスレフポートの仕様決定をしました。
使ったのは、前回作ったネットワーク実験ボードです。
ネットワークから伸びる配線をハンダづけします。
バッフルを箱にボンドで固定します。
バスレフポートマーブルチョコの空き箱を利用し、ホットボンドで固定しました。
ネットワークボードはネジ止めです。
吸音材は、底、背面、側面1面の3面にダイソーで売っていた100円のフェルトを取り付けました。
もっと吸音材を貼り付けたほうが良いんじゃないかと思われるかもしれませんが、貼りすぎると必要な音まで失ってしまうことが以下の実験でわかったので3面までにしています。
ターミナルはAliexpressという中国のサイトで格安で売っていたものを使いました。
一応メンテナンスが出来るように、はんだ付けではなく、車用の配線で固定するようにしました。
背面板もねじで固定します。
足は、ホームセンターで売っていた微振動減衰パッドというものを付けました。
これで、完成です!
気になる音は動画で聞いてみて下さい!
完成した音はコチラの動画からご確認ください!
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