前回のブログの続きです。
林業プロジェクトさんで講師としてお話をさせて頂いた際に、木材業界は、人の心が原因で廃れていっているのではないかという事に気づいたのです。
そして、それに対する私の出した答えの一つも紹介させていただきます。
課題は分かっているのに、解決できない林業や木材業界の解決のために一石を投じる事が出来ればと思い批判を覚悟に書かせていただきます。
メインプレイヤーのプライド
今回は、基本的に木材の製品問屋、大工・工務店を顧客にもつ材木店のことを説明しています。
木材業界(材木問屋、材木屋などの流通業)のメインプレイヤーは私の父親の世代、おおよそ60歳代~80歳代の方がメインです。この年代の方たちは、木材業界のバブルを知っています。
木材であれば何もしなくても何でも売れた時代、役物を使った建築がステータスで良い木材に需要がありました。完全に需要が供給を上回っている状態です。売る側が強い、売り手市場というやつですね。
当時の仕事は、売る事ではなく、いかに製品を仕入れるかということでした。
材料さえ仕入れればいくらでも売れる。「1日に何千万売った!」「何億売った」なんて会話が記念市のたびに出て来るような今からは想像も出来ない素晴らしい時代です。
成功している自分は正しい、一国一城の主というプライド。文化、しきたり、商道徳などの木材業界の常識。上手くいった成功体験から、変化を嫌う。
時代が変化し、流通の経路がプレカットに変わってしまっても新しい事に挑戦するのではなく、今のままの形態で、もっと売りたいのです。
新たな商流に入れない 入らない 作らない
さて、いまこの業界で上手くいっている(ように見える)のは、新しい商流を生み出している方たちです。表面しか見えていないので、どのぐらい上手くいっているのかはわかりませんが、既存の流通よりはうまくいっていると思います。
例えば、「川上と川下が1本化」しているTOKYO WOOD や 加子母村の林業、西粟倉の林業のようなとりくみです。木材の生産者と最終販売者までが切れ目なく1本でつながっています。
間には、木材市場も木材問屋も材木屋も存在しません。
山から製材所、プレカット、工務店、お施主さんが既存のルートではないところで一本でつながっています。
新しく、この商流に入るのは難しい、とはいえ、上手くいくかどうかも分からない新しい商流を作り出す為にお金や労力を払うのはイヤだ。下手したら引っかかって(倒産による売掛金の回収ができない)マイナスにもなりかねない。
結果的に、現状維持がベストとなります。
すると、「今から材木屋をやろう!」という新規参入者がいないため、問屋はどんどん売り先を失っていきます。
もちろん、今から木材問屋をやろう!なんて人もいないと思いますが。
解決しようとしている人、考えている人はいっぱいいるけど
「材木業界を救おう!」「日本の森を救おう!」と
森林や林業、日本の山林の現状を憂いて現状を何とか変える事が出来ないかと勉強や行動を起こしている方がたくさんいます。
セミナーやディスカッション、勉強会を行っても課題は出ても具体的解決策が何も出てこないまま終わる。出たとしても行動に移すハードルが非常に高いものだったり、お金等の関係でどう考えても動けない物だったりします。
私も、川上と川下を繋げないかと、川中の立場で色々考えてきましたが、意識と環境が違いすぎて上手い事できていないのが現状です。
数年やってきて感じたのは、私たちのいる木材流通の既存ルートの人間を巻き込むのはかなり難しいのではないかと思うのです。
そこで出て来るのが最初にある、人の心=プライドです。
「お客さんも減る一方ですし、このままではダメになっちゃいますよ」と言われたとしても「あんたの知ったこっちゃねぇ」のです。
例えば、あなたが長年やってきた材木屋だとして、木材業界の人間でもない人にとやかく言われても、まともに相手にしないでしょう。
解決しようとしている人はいっぱいいますし、行動している人もいっぱいいますが、よほど力のある工務店や建築士さんが旗振りでもしない限り、既存の流通ルートの人間を巻き込むのは難しいと思います。
理解のある人に協力してもらう手もあるが……
理解のある人に協力してもらうという手もありますが、ここにも一つ問題があります。
事業をするということは、絶対と言っていいほど「お金」が絡んできます。みんなボランティアではやりたくないのです。
そこでよく出て来るのが、
「いっしょにやるんだからタダで、もしくは安くやってよ」
もちろん、本人がいいのならいいですが、普通はそんなの通用しません。心意気には同意したとしても、それとこれとは話が別です。
協力してもらう為にはお金を用意して、目的に向かって進むために作業が出来る人に頼むという前提で協力してもらってほしいです。
私の出した答え 「勝手に儲かってほしい」
私の出した答えの一つが、今までのまま「勝手に儲かってほしい」という事です。
数年前からコツコツ作っているサイトに「木材・材木のススメ 木オール.net」があります。
私が持っている木材・材木の情報をキーワードベースで記事にし、木に関する沢山のキーワードでGoogleの検索上位に食い込めるようなサイト作りをしています。

この通り、木材に関するかなりのミドルワード、ロングテールワードで1位を取れるサイトになっています。
まだ月間1万PVほどしかありませんが、このサイトは、日本全国の木材業者の情報を掲載する事を目標としています。目的は、掲載された木材業者に顧客が勝手に集まり、勝手に売り上げを上げてもらう為です。
このサイトにアクセスしてくれた材木店、工務店、建築士の方が、自分の地域で、自分の欲しい材料を手に入れることができるポータルサイトを作りたいと考えています。
アクセスを集めるということは、集客をするという事です。
集客をサイトで行い、閲覧してくれた人がサイト内で材木業者の検索をかける。
↓
ウェブサイトや電話、FAXなどで問い合わせをしてもらい、販売してもらい、売り上げが上がる。
一般の人も相手にしているのか、BtoBだけなのか。欲しい材料は取り扱っているのか、その辺を知ってから連絡するのとそうでないのでは問い合わせる方も心理的負担がだいぶ違うはずです。
「何もしないで、勝手に客が集まって、物が売れて儲かりたい」
そんな業界の現状を助けるというのが私の出した答えの一つです。
ありがたい事に、色々なところから掲載依頼が来ています。勝手に儲かるお力になれれば幸いです。
全国の木材業者の方へ、今なら完全無料でmokuall.netへの掲載が可能ですので
是非ご入力いただけると嬉しいです!
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