東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

庭木を買い取ってほしい方へ 材木屋より

最近、「庭に生えている木を買い取ってもらえないか?」という質問や問い合わせが増えて来ています。

きっかけはおそらく私が運営している「木材・材木のススメ」というサイトを見て「何とかならないか」とお考えになったのではないでしょうか?

 

結論から言えば、庭木を木材としてお金に変えるのは難しいと思います。庭木は基本的にお金をかけて処理をするものになります。

「ココまで立派に育てたのに!」「なんとかお金に変えられないか?」と思われる方もいらっしゃると思いますので今回はその理由を書いていきます。

もしかすると良い物であれば無料で引き取ってくれる可能性はあるので、良ければコチラから無料で見積もりを取ってみるのも良いかと思いますよ!

庭木の木材としての買い取り

庭木を買い取ってほしい方の多くが、木材として使ってもらう事を考えるのだと思います。

そういう方に知っておいてほしいのが、「木材」についてです。木は切ってそのまま使えるわけではありません。

切った丸太を板材や角材などに製材し、使えるようになるまでしっかり乾燥をさせて使える状態で流通できるようになるのです。

ここまでには伐採、製材、乾燥、保管場所、流通と、それぞれの場所への運搬等全てにお金と時間と手間がかかります。

そのコスト以上の売り上げが見込めない物を買う人がいるとは思えません。

 

流通している木と庭木の違い

流通している木と庭木の違いは、木材として育てられ伐採された物か、そうでない物かという点です。

木材となる木は、それなりの値段になると判断し伐採をします。

極端な例ですが、上の写真の丸太は良い物だと1本100万円以上します。もちろんそれを買っていく人はそれ以上の値段で売れると思うからこそ買っていくわけですね。この杉材は、主に天井板や建具材、カウンター材など、高級な木材になる事が多いです。運搬、製材、乾燥するコストをかければ、それ以上の価値が生まれるという事ですね。

逆に言えば、木材として育てられ伐採されたものでないと、木材として利用するのは難しいです。そもそも木材として育てられていませんし、そもそも欲しい人がいません。木が欲しい人は、それ以上のお金や価値に変わるから欲しいと思うのです。

庭木は木材として育てられたわけではありません。

なのでお金を出してまで買おうという人がいない=需要が無いという事です。

捨てるのにもお金がかかる

「おいおい!うちに生えている木は立派だぞ!他の家の庭木とは違う!きっと価値があるはずだ!」

ココまで読んで、そう思った方もいらっしゃるかと思います。

しかしながら、長年かけて立派に育った木でも産業廃棄物として処理されている現実があります。

たとえば、和光市の公園で長い事そだって大きくなった「センダン」という木、これも伐採する事になり最終的に産業廃棄物として処理されることになっていました。「センダン」といえばテーブルなど家具に使われるそこそこ高級な木材です。上の写真の木がそうです。

これだけ立派でも、残念ながら木材としての利用はできません

庭木はもちろん、公園に生えている立派な木も処分するのにはお金がかかります。産業廃棄物として処分するという事です。

 

もしかしたら引き取ってもらえる可能性もあります!

以上の理由から、木材として庭木を買い取ってもらうのは限りなく難しいと思います。

ですが、もしかしたら無料で引き取ってもらえる可能性はあります!

庭木をどうにかしたい!という方は無料で見積もりだけでも取ってみたらいかがでしょうか?

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