東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

鬼滅の刃に出てくる竈門禰豆子の箱の作り方!

YOUTUBEにあげた、禰豆子の箱PCについてまとめてみました!

禰豆子の箱を木で作ってみたい人の参考になればいいかなと思います。

 

禰豆子の箱の動画

まずは、コチラの動画をご覧ください。

 

箱を作る前準備

まず、作りたい箱をよく観察します。

今回は、アニメ版の箱をもとに作ることにしました。

    

蝶番は内側についています。

特長的な模様はただ付いているだけのようです。

背負う側(裏面の角)は背負う側の板で隠れている事がわかりました。

原作のコミックスはこんな感じです。

アニメ絵をもとにざっくりと完成イメージ図を書いてみました。材料の寸法も書き込んでいきます。

今回の場合、天板と底板にあたる端材の寸法(248㎜×290㎜)ありきで作り始めたのでこんな大きさになりましたが、好きな寸法で作っても全く問題ないです。

今回は強度の関係で背負えませんがこれを身長169㎝の私が背負ったとしたら、パッと見では、まぁまぁ原作に近い感じに見えるサイズでしたよ。

設計図はこのペラ紙一枚だけでちゃんと作れました!

材料を用意する

出来るだけ安く作りたかったので、材料は余っていた端材をメインに使いました。

天板と底板の248㎜×290㎜の合板は、カホン用にカットするとどうしても出てしまう余り材です。

下の物はカホン作りワークショップで使ったドリルの下穴開け用のベニヤ板です。1回こっきりで捨てるしかなかったのですがせっかくなので何かに活かしてやろうと考えました。

横の板は、市場に捨ててあった板を使いました。

木の箱を作る為に新しく買った材料はありません。つまり0円です。

買った物

外装も出来るだけお金をかけたくなかったので、基本的には100均素材、後は事務所にあった使わないものをメインの部材としました。

ダイソーの100円チーク塗料

ダイソーに売っていたキッチン用スポンジ 100円 

ネットからスポンジだけ取り出して塗料を塗るのに使いました。

セリアかどこかで買った黒と白フェルト 

黒は扉と横の模様用、白は背負い紐に使用しました。各100円

ダイソー 100円蝶番

セリアに売っていた 取っ手 100円

 

マグネットキャッチ 

ビバホームで購入 200円ぐらいだったかな

ダイソー 300円ワイヤレスマウス

HDMIを下方向に出すためのアダプタ 2個で569円

禰豆子PC作成の為に新しく買ったのはこんなところなので全部で2000円いってないですね。

あとは、事務所にあった物を使いました。

車用スプレー 白 ダイハツ用

ワイヤレスだけど、キーストロークが長すぎて非常に使いづらいキーボード 

Amazonで過去に衝動買いして後悔したやつ。机の奥底にしまい込んでました。

素体となった1円の本体PC(送料が本体の2900倍かかってます!)

前回、カホンPCとして生まれ変わりましたが、再度ネズコPCとして生まれ変わることになりました。

その時の動画はコチラです。

 

禰豆子の箱を作る

材料を加工します。

加工は、側面、背面の長い板パーツと、扉パーツ、背面のパーツの3種類です。

私は、職場柄木工的な機械や素材に恵まれていますが、そうでない方でもホームセンターで手に入る素材で作ることが出来ますよ。

ホームセンターのカットサービスなどを使えばそこそこ正確な寸法で切り出してもらえます。

側面と背面の板を加工する

最初に作るのは、側面と背面のパーツです。

まずは、この日焼けした材料をプレーナーという機械で削ります。1㎜も削れば表面のクスミはとれ、中の綺麗な杉の色が出てきます。

材料自体が曲がっているので、真っすぐにカットします。

カットはパネルソーというベニヤ板を切るための工具を使いました。慣れてくればコンマミリ単位の精度で加工が出来ます。

手ではなかなかここまでの精度での加工は出来ません。

表面を削って設計イメージ図に書いた寸法通りにパネルソーでカットしました。

角までピッチリなので並べたら1枚の板みたいになってしまったため角をヤスリで削り落とします。

角を削った事でちゃんと4枚の板が並んでいる様に見えるようになりました。

これを、穴ぼこのベニヤ板に接着するのですが、1枚だけ蝶番を埋め込むための切り欠きを入れておきます。

ボンドで接着します。接着時はきちんと圧をかける事で接着強度を高めることが出来ます。

これが側面パーツです。この後、扉、天板、底板と一緒に塗装をします。

裏面のパーツは最後に使うので板の状態のまま置いておきます。

底板に穴を開ける

通気口と、モニター&電源ケーブルを出すために穴を開けました。

自在錐を使うと好きな大きさの穴が開きます。

今回は120㎜にしました!(動画では間違えて120㎝って言っちゃってます)

普通に箱だけ作りたい人は、この穴はいらないですね。

扉を用意する

扉パーツは縦の木目の板を丁度いい厚みのベニヤ板に貼り付けました。ちなみに両方ともカホンに使えなくなった端材です。

捨てるにはもったいなくて、何かに使えないかと置いておいて良かったです。

右が厚いベニヤ、左が3㎜と薄いベニヤです。

そのまま右のベニヤを使えばとも考えたのですが、扉は見たところ木目が縦向きだったので縦向きの薄い板を貼ることにしました。

逆に薄い縦木目の板だけで作ればいいんじゃないかと思うかもしれませんが、薄い板だけだと開けた時の扉の厚みが表現できないのでどちらにしても厚い板で作りたかったのです。

塗装する

100均の塗料とスポンジを使って塗装をします。

スポンジを使うとムラなく塗り広げる事が出来ます。

下の画像は、側面の材料と扉の材料です。元々の色が違いすぎてただ塗るだけだと色に差がでてしまいます。

白い材料は、何回か塗料を塗り重ねる事で濃い色の材料に近づけていきます。

3回塗りで、おおよそ杉材の1回塗りと同じぐらいの色になりましたね。

白い材料の扉と、天板、底板を3回塗り、側面背面の材料は1回塗りにしました。

組み立てる

組み立ては、市販の木工用ボンドを使いました。

側面の板に、天板と底板を立ててボンドで接着します。

ボンドだけで強度が大丈夫か気になるところだと思いますが、きちんと圧をかけて接着された木工用ボンドはちょっとやそっとでは剥がれなくなります。

がっつり1時間放置します。中にある謎の棒パーツはPCのマザーボードを縦に固定するためのものです。

通気の為にゴム足を付けて高さを出しておきます。

箱が出来ました!あとは、ここにPC本体と、扉、背面の板をつけていきます。

PCを組み込む

内部にパソコンの中身を組み込みます。

先ほどのパーツにマザーボードを取り付けて、PCIスロットにぶら下がっているグラフィックボードを抑えるためのツッパリ棒を取り付けます。

マザーボードと材料の寸法がギリギリだったため、HDMIケーブルはもちろん、マウスやキーボード、はワイヤレスに、ネット接続の為のWIFI子機も背面のUSBに取り付けです。板を貼ると背面の配線は完全に使えなくなります。

扉の装飾をする

扉の装飾をします。なんだか場面場面で微妙に形が異なるのですが、一番近そうな既製品の金属画像をpaint.netというフリーソフトで加工して下紙をつくりました。

Windows純正のペイントソフトで印刷をすると、実寸でプリントアウトする事ができます。絵を見ながらおおよその寸法でプリントアウトしました。

この下紙をもとにフェルトをきっていきます。

できあがったら木工用ボンドで塗装した扉に貼り付けます。

100均で買ったブラウンの取っ手をマジックで黒く塗りつぶして、取り付けます。

模様をとめるシルバーは、12×3のタッピングビスを使いました。

完成した扉がコチラ!

これを先ほどの箱に組み込んでいきます。

扉を取り付ける

できあがった扉を取り付けます。

禰豆子視点で見ると、扉の側面と側面板で内側に蝶番が付いているのがみえます。

杉板を穴ぼこベニヤに貼る前にいれた切り欠きに蝶番が収まるように扉を取り付けます。

扉が閉まる先に、マグネットキャッチを取り付けてカチャカチャっと開閉できるようにします。

これで扉の取り付けは終了です。

なかなか様になってきたような気がしませんか?

続いて、裏面の板を接着します。

裏面の板を付ける

裏面の板を木工用ボンドで枠に固定します。

この時点で箱が重すぎるので木工用ボンドで点づけの接着力では背負う事はできなさそうです。

接着したらこんな感じになりました。

画像の左側が背負う側、右側が扉側です。

箱の装飾をする

つづいて箱の装飾をします。

余っていた黒フェルトを使って側面の3本線を作りました。貼り付けは木工用ボンドです。

端っこの銀色は、タッピングビスにしました。

上部と下部の黒い枠は絶縁テープを使いました。

角の金属は、イイ感じの白い物が手持ちにあったのでマジックで黒く塗ってビスでとりつけました。

ビスはマジックで黒く塗りつぶします。

装飾が完成しました!箱作りはコレで完成です!

おまけ

箱(パソコン)に合わせて、マウスとキーボードも鬼滅風にしました!

禰豆子風マウス

禰豆子柄のマウスも作りました。

マウスの柄の書き方だけをクローズアップした動画はコチラ

炭治郎風キーボード

キートップを1個飛ばしで外して、白く塗った後に緑マッキーで塗って元に戻しました。

今回の動画の補足でした!

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