東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

バーチ共芯合板使用 カホンキット販売を開始しました!

令和に元号が変わった事をきっかけに、GW明けからカホンキットのバージョンアップをしました!

とはいえ、打面が1種追加されただけで基本的には何もかわりませんので、今までお買い求めいただいた方もがっかりする事はありませんよ。

打面にバーチ共芯合板3㎜追加します

打面材にバーチ共芯合板3㎜を追加します!

独自の流通ルートから、バーチの共芯合板3㎜の仕入れができるようになりました。

木材業界の人でもなかなか手に入れる事ができないかなりレアな素材です。

有名なカホンメーカー、シュラグベルグ、マイネル、DG、LP、パールさん等でもハイエンドのモデルに使われています。

3㎜を自作キットで扱えるのはおそらく、あいはらの木のみではないかなと思います。

 

そんなこんなで、この度バーチ共芯合板3㎜をラインナップに追加します!

 

木材業界の人でも手に入らないって本当?

バーチ共芯合板自体は、色々なメーカーで作られています。
しかしながらカホンに最も適した「3㎜」の物が無いのです。

と、いうのも基本的に合板は建築に使われるものがメインなので規格の関係で薄い物でも4㎜からなのです。
ちなみに4㎜の合板は硬すぎて、カホンの打面には向いていないと感じます。(実際に試しました)

私は、材木問屋で働いていますので木材に関する業者や仲間、情報は他の業界の方より得やすい環境にいます。
なので、さらに良い音の素材を求め続けカホンキットを販売開始してからずっとシナ以外の樹種の3㎜の共芯合板を探していました。

業界的には「共芯合板」といえば「シナ」というのが常識という状態。

色々探し回った挙句見つけたのが「ラトビアバーチ」の共芯合板でした。
しかしながら、先ほども説明した通り4㎜からしか規格が無かったため残念ながら採用を見送ったのでした。

3㎜のバーチ共芯合板は木材業界の人でもなかなか手に入らないと思いますよ。

そもそも「共芯合板って何?」という方はコチラの記事をお読みいただければと思います。

 

バーチ共芯合板の音はまさにハイエンド!ただし…

ずばり、パシっと軽快、ドンっと響く、ハイエンドクラスの音色感です。

キットに使っているシナ共芯合板以外の合板は「突板化粧合板」と呼ばれるもので、ラワン合板の表面に0.何ミリかの突板と呼ばれる本物の板が貼られているものです。

表面の材料によって多少音の性格は違うのですが、どの打面と比較してもバーチ共芯合板は更にパリっとした乾いた小気味いい高音が出せる上に、ドンっと響く心地の良い低音を感じます。

まぁ、ハイエンドのカホンに使われているような素材なので当たり前といえば当たり前なのですが。

ちなみに、上記の突板合板も多くのカホンの打面に使われています。決してカホンの打面材としては悪い物ではありません。樹種によって、見た目と音を変えて楽しむことができますし、カホンの自由度をかなり広げてくれますからね。

ここまで、書くと「じゃあ、全部バーチの共芯でいいのでは?」なんて思うかもしれませんね。

 

見た目の綺麗さは突板合板に勝てない!!

しかし、バーチの共芯合板にも突板合板に勝てない弱点があります。それが「見た目」です。

写真を見て頂ければわかるのですが、この合板には節や斑(ふ)のようなものが多数あり、この見た目を嫌がる方もいます。

好みの色に塗装してしまえば欠点は解消できますが、本来の木目を活かしたいという方にはあまり向かないかもしれません。

残念ながら見た目の綺麗さでは突板合板には勝てません。

打面の違いが分かりづらくなってきましたので、わかりやすくまとめました

 

なんと、今だけお値段据え置き!

材料が素晴らしい分、原価もまぁまぁ凄い事になっています。

しかし、あいはらの木ではしばらくは価格を他の材料と同じ金額に据え置く予定です。

見た目より良い音を求めている方に使っていただけると嬉しいですね。

 

カホンキット想は、新たなコンセプトとして生まれ変わります

とはいっても、基本的な仕様が変わるわけではありません。

あくまで選択肢が増えたので新たなコンセプトを付け加えたといった形になります。

新しいコンセプトをもとに説明のページを作り変えました。

是非のぞいてみて下さいね

 

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