東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

自作カホン 背面の材料は何を使えばいいの? カホンに関する考察⑤

 

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カホンの背面の材料について実験してみました。

 

カホンを自作される方の参考になればと思います。

 

 

私の作っているカホンは打面の反対側がサウンドホールのある背面です。

カホン裏面

 

打面 と 背面の材料の寸法がまったく同じなので、

今回は、打面と同じ4種類の材料を比べてみました。

 

(カホンのハコ材は 15㎜共芯シナ合板、響き弦はワイヤー8本タイプ、

 背面の穴の位置はセンターで試しています。)

 

 

背面の材料について

①シナ共芯合板 厚さ4㎜

②ラワン合板 厚さ4㎜

③ラワン合板 厚さ2.5㎜

④チーク突板合板 厚さ3㎜

 

 

ではインプレを

 

①シナ共芯合板 厚さ4㎜

材料の特徴

カホンを使う人の多くが、

サウンドホールを持って持ち運びすると思っています。

この材料は固くてしっかりしているため、非常に持ちやすいです。

あと、材料自体が白くてとても綺麗!!

ハコの材料であるシナと同じなので一体感が出ます!

 

音の感想

今回の4種類の中では、ローの音が一番はっきり出ます。

個人的には結構好きな感じでした。

 

②ラワン合板 厚さ4㎜

材料の特徴

①のシナと同じく4㎜という厚めの合板を使っているため、

持ち運ぶ際に壊れるような不安な感じはしません!しっかりしています。

ただ・・・ なんか、見た目が安っぽいんです。

見た目を気にしないのであればアリかもしれません。

 

音の感想

ローの音もハイの音も①より気持ち悪いです。

なんだか、音が籠るというか・・・

①から②に変えてみたら、非常にはっきりしない感じの音に変わりました。

表現し辛いのですが、私はなんだかキライな感じでした。

(動画でもとっておけばよかった・・・)

 

③ラワン合板 厚さ2.5㎜

材料の特徴

薄いです。薄すぎるので、穴をもつと本体が支えられないのではないかな?

という不安があります。 

材料が軽いのでカホンの合計重量を軽く出来るというメリットはあります。

 

見た目はラワンなのでとても安っぽいです。 

 

音の感想

②の4㎜のラワンよりも更にボヤけた感じになりました。

なんだろう、気持ち悪さが増したというか・・・

個人的にはあまりオススメできません。

 

④チーク突板合板 厚さ3㎜

材料の特徴

打面でメチャメチャ良かったこの材料!

穴を持って運ぶとき厚さ3㎜だと、少し持つときに不安だと感じました。

見た目はとても高級感漂う感じです。

 

音の感想

なんだか、③よりはだいぶマシですが・・・

音のぼやけ具合が②とそんなに変わらないような気がする?

打面で良かったから期待していた分、なんだか少しガッカリでした。

 

 

まとめ

今回の4種類では

①シナ共芯合板 厚さ4㎜

   ↓

②ラワン合板 厚さ4㎜

   ↓

④チーク突板合板 厚さ3㎜

   ↓

③ラワン合板 厚さ2.5㎜

 

が、叩いていて楽しかった順番です。

 

今回色々試してみた結果

背面の材料が厚ければ厚いほど

気持ちのよいカホンが出来上がるのでは?と感じました。 

 

箱材と同じ15㎜の共芯シナ合板を背面に使う実験もしてみる予定です。

(ただ、カホン自体の重さが凄い事になりそう・・・)

 

 

④の材料をスナッピーとワイヤータイプのW打面にして、

側面にサウンドホールを空けるカホンも楽しそうです!

曲によって打ち分けができるなんて・・・ワクワクだ!!

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