東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

それは例えば赤松の垂木で説明すると

 

きのうの続きです。

 

 

赤松の30×40の垂木

 

これは、多くの材木屋さんで取り扱いのある部材です。

その多くがロシアなどからの輸入材です、生産するメーカーも地域によって多数存在します。

 

新木場相原も赤松の垂木の取り扱いがあり、仕入れ先の業者も何社かあります。

ですが、取扱商品はどの業者も全て既製のメーカー品で同じ物です。

 

 

 

 

どこで買っても同じ物。だったら・・・

 

と、いう事は仕入れの基準は自動的に値段という事になります。

そもそも、販売先も値段を叩いてくるので いかに安く仕入れるかがポイントになっています。

もちろん、メーカーや、時期に応じて物の良し悪しもありますが、

我々が仕入れる場合は見たものを選んで買えるわけではないので

(埠頭のシステム上、手前に積んである材から積まれる)

 

悪いものが来てしまった場合は運が悪かった という感じになります。

仕入れ先の担当の方の話を聞き、それを信じて仕入れているのが現状です。

 

 

 

結局、価格競争に

 

最終的には価格競争になっちゃうんですよね。

大量仕入れをして、若干安く仕入れたりして粗利をとる方法もありますが

ちょっとでもクレームがあるとそこで出た利益はすべて吹き飛びます。

 

 

 

じゃあ、どうすればいいの?

 

誰もが扱っているものを安く買って高く売るには

お客様にとって価格以上の価値を付けるしかありません。

それが、昨日のブログで書いた「自社で買ってもらう理由」というやつですね。

そして、それが材木問屋として生き残っていくポイント「風が吹けば桶屋が儲かる」

「風」なのだと思います。

 

 

 

「風」がみつからないとどうなるのか?

 

最近、他の市場の材木問屋さんが1社撤退しました。

このままの状態が長く続くわけがない、それを証明してくれました。

 

赤字だと会社は潰れるんです。

お金を回すだけではなく、どうにかして実のある売り上げを作っていかなければいけません。

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