「自分の強みっていったい何なんだろうか?」
「ひたすら自分史を書きまくってみたけど、それでも強みや大切にしていることがイマイチぱっとしない。」
「起業して何かしたいけど、結局何が自分に向いているのかわからない……」
そんな方もいらっしゃるかと思います。
実は、自分には「自分の知っている自分」「自分の知らない自分」「他人の知っている自分」「他人の知らない自分」の4種類があるんです。
自己理解をするために自分史をひたすらに書き出した方であればわかると思いますが、自分史でわかるのは「自分の知っている自分」と「自分の知らない自分」を理解することができます。
一方で、「他人の知っている自分」は他人に聞くしか知るすべがありません。
そして、自分の強みは自分自身で見つけるよりも他人の方が良く知っているものなのです。
今回は、「自分の強みや良さがわからない人でも、他人に聞けば理解できる」をテーマとさせていただきます。
他人にしかわからない「私」を知る為に身近な人に直接聞こう!
冒頭にも説明した通り、自分が知っている自分も自分ですが、他人から見えている自分もこれまた自分なのです。
そして、それがあなたの一番の強みの可能性が非常に高いです!
厄介なことに外から見た自分の良さや強みは自分ではほとんど気付くことが出来ません。なぜなら客観的に自分を見ることが難しいからです。
たとえば、まったく意識していないところで自分の書いたイラストについて褒められたとしましょう。本人はイラストが得意とは思っていません。できるだけわかりやすい説明をするために一生懸命書いただけです。
これが、他人から見えている自分にあたります。
ちなみに、これは私が実際に言われたことがあることなのですが絵は決してうまくありませんし、イラストに対して何の意識をしたこともありませんでした。
人に、イラストについて褒められたことがきっかけで絵がうまいとか下手とかはひとまず置いておいて、わかりやすさに重点を置き、パワーポイントや動画などにも自分で描いたイラストを入れるようになりました。
人から言われなかったらそんなことをすることは無かったと思います。
ふと言われた言葉はあなたの知らない「自分」
先ほどの例でいうところの「あなたの書いたイラスト、すごく分かりやすいね!」という、ふと言われた言葉は自分の知らない自分です。
当たり前ですが、良い事ばかりではありません。その中には、気分を害する言葉もあります。たとえば、「ガサツだよね」とか、「声がいつも大きいよね」とかですね。自分では意識してなかった事で、ちょっとショックなこともあると思います。
そんなネガティブフィードバックもひとまず受け止めましょう。それもまた、他人から見た自分なのです。
それを良い風にとらえて活かすのもいいでしょうし、悪い事だと思って改善するのもよいです。
ただ、悪い事だと思って改善するよりも、ポジティブに捉えた方がより幸せになることが多いです。先ほどの例でいえば、「ガサツ」なのは、逆を返せば細かいことを気にしない「おおらかさ」を持っていたり、声が大きいのは公演やイベント時にマイクなしでも立ち回ったりすることができます。
他人に言われたふとした一言、それもまた自分なのです。
素直に受け止めましょう。
褒められても謙遜する必要はない!
日本人の美徳の一つに「謙遜」(けんそん)があります。
人から褒められても、「いや~自分なんて全然まだまだですよ」なんて言ってませんか?
実は、コレ褒めてくれた人に対してすごく失礼なことをしているのです。だってそうですよね。「あなたは○○が素晴らしい!」って言ってくれてるのに「いや全然です」と返して相手の事を否定してしまっているのですから。
褒められたら、「ありがとうございます!」って素直に受け取りましょうよ!相手を否定する謙遜なんて必要ないんです。だって、褒められたらうれしくないですか?否定されたら悲しいでしょう?
素直に受け取るだけで、お互いにハッピーでいられるんです。
もちろん、褒められたからと言って慢心はいけません。心の中では「そうは言われたけど、常にもっと精進しなければ」という心構えは必要です!
自分のいいところ、思い切って聞いてみよう!
自分のいいところ、いろいろな人に聞いてみてください!
家族でも、同僚でも、親でも、友達でも、恋人でも誰でもOK!その際は、できれば何かでメモを取ったりボイスレコーダーで録音ができたりして見返したりできるとなお良しです!聞き返したり見返したりすると新しい発見がある事もありますよ!
たとえば、「人に説明するのが上手だよね」を結構な人に言ってもらってる事に気づくことができます。たくさん言われるってことは間違いなくそれは他人から見たあなたの強みですからね。
さっそく自分の知らない自分を知る為に、勇気を出して「私のいいところってどんなところだと思う?」って聞いてみましょう!
注意!夢は語るな!
ここで気を付けてほしいのが、身近な人に夢や目標を語る事です。褒めてくれたのをいいことにそれをもとに「起業をしようとしている」とか、「新しく○○を始めたい」とかは話さない方が良いです。
否定的ナイスアドバイス3点セット(中村文昭氏より)によって、あなたの夢はペシャンコに潰されます。
・絶対無理!
・世の中をなめるな!
・お前にできるわけがない!
たとえば、自分の子供が「漫画家になりたい!」って言いだしたらなんていいますか?本当に一握りの一つまみぐらいの人しか生き残れない世界よりも、普通にサラリーマンになって安定した生活をする事をすすめませんか? その時に出るのが上の否定的アドバイス3点セットです。
近しければ近しいほど絶対に言われます。近い人にほど、夢は語らない方が良いです。
この否定的ナイスアドバイス3点セットに関してはまた別記事にまとめさせていただきますね。
- 自分ではわからない「自分」を知る為に、自分の良さを他人に聞こう!
- ネガティブフィードバックも誉め言葉も素直に受け止めよう!
- 身近な人にこそ、夢は語らないようにしよう!
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