突然ですが、あなたの子供の頃の夢はなんだったでしょうか?そして、その夢だった職種に就けていますか?憧れだった仕事ができていますか?
私はゲームプログラマーになるのが夢でした。
ちょうどファミコン世代で、ゲームが大好きだった私は「自分の作ったゲームで多くの人を楽しませたい!ゲームを作る人になりたい!!」と高校3年生まで本気で思ってました。
今では憧れだったゲームプログラマーではなく、材木や木に携わる事業をメインに行っています。昔の夢とはだいぶ違いますが、毎日が楽しいので満足しています。人生はわからないものですね。
昔と違って、今は独立したり、起業をするだけで夢は何歳からでも叶えられます。
私は家業である材木屋にいながらにして個人事業を立ち上げましたからね。
今の世の中、やろうと思えば何でもできるんです!
今回は起業をするにあたって最も大切ともいえるポイント「自己理解」の重要性について説明させていただきます。
経営はそもそも、自分の思ったように「うまくいかないもの」なのです。
自分が「何のために」そのビジネスをしようとするのか、今一度よく自分の中に落とし込むことで軸を確認すると困難なことが起こったとしても心が折れづらくなりますよ。
まずは、自己理解をすることから始めてみましょう!
まずは自分をよく知り、軸を見つける
自己理解することで自分の中に「軸」を見つけることができます。
ここでいう軸とは、「何のために」それをしようとしているのか?というものですね。起業するからには何か目指すべきものがあるはずです。
それを今一度よく確認してみましょうというのが今回のテーマ。
自分の中に軸がある人は非常に強いです。何度、困難にぶち当たっても立ち上がることができます。
自己分析で見つける軸とは「何のために」それをするのかという根本的な部分です。
「何のために」それをするのか
何のために起業するのか?何のために独立するのか?あなたにはさっと説明ができますか?
「金の為に決まっているだろう」
「自分の好きなことをして食べていきたいんだ」
なんて方が多いかもしれません。
でも、それは本当の意味での「何のために」ではないんです。
たとえば、あなたは今何のために働いていますか?働かないと食べていけないから?家賃が払えないから?周りの人が働いているから?働くことが当たり前だから?家のローンが返せないから?
それをそのまま自分の子供に説明できますか?
「働かなければ食べていけないから働いているんだ」って
それを言われた子供も、「将来は食べるために働かなきゃいけないんだな」って刷り込まれていきますよ……
なんだか夢も希望もないですよね。
お金や自由の為に起業すると、お金を稼ぐことが目的、自由を得ること自体が目的となってしまいます。その結果、思うように稼げなかったり、むしろ自由がなくなったり自分の思ったようにいかないと、すぐに心が折れ諦めてしまうのです。
「何のために」の軸が無い状態でビジネスを始めると何かあったときに非常に折れやすく、何かトラブルがあるとそこから続けることが出来ず途中で止まってしまう可能性が非常に高いです。
起業したはいいけれど、途中で諦めた人を何人も見てきました。
そういう人の全員に共通してあげられるのが「自分に軸が無い」事です。
たとえば、「○○をすれば儲かる」「○○をすれば成功する」なんて言われて、情報商材等を買ってやったはいいけど全然上手くいかず文句ばかりを言っているような人と言えばわかりやすいでしょうか。
簡単に言えば自分の事なのに、完全に他人に依存しているタイプです。
「何のために、あなたはそれをしようとするのか」を確認するのは必要不可欠です!
それを今一度、自己理解して軸を見つけてみましょう。
自己理解の効果的な方法は「書き出すこと」
そんな自己理解の方法ですが、オススメの方法はひたすら自分史を書きだすことにあります。
書き出すのは何でも構いません。ノートでも原稿用紙でもなんでもOK!私は100均に売っているノートに生まれてからきおくがある限りの自分史をひたすらに書きまくりました。
この時に大切なことは、○○小学校に入学~、○○小学校を卒業~とかそういう履歴書的な書き方ではなく、覚えている限りで全ての出来事を書き出します。
例えば3年生の時に○○で賞を取った、その時は○○に展示されて家族でそれを見に行った!一緒に写真をとったりしてとても誇らしい気持ちになった!今でもその写真が家に飾ってある
とか
中学生の時に○○というアーティストにハマっていた。CDはほとんど買ってもらった。このアーティストの○○の部分が好きだった。その影響でギターを始めたんだったな、バンドを組んだのはクラスメイトの○○と○○、バイト先の○○で~~
とかそういう、エピソード的なものを事細かにバーーーーーーっと書き出すのです。事柄だけでなく、何を得て何を感じ、その後どうなったのか等も覚えている範囲でできるだけ詳細に書き出しましょう。
書き出しているうちに、あんなこともあったな、こんなこともあったななんて色々思い出してくるかもしれません。それも一緒に書き出しましょう。順番も滅茶苦茶で大丈夫です。
一人だけの時間をとって、じっくりじっくりじっくりやってください。私は夜中の事務所で4時間ぐらいかけて書き上げました。どうひねっても、これ以上は何も出ないぐらい書きました。
こうやってひたすらに書き出すと、自分がどんなものを好きと感じ、どんな事が嫌だと思ったのかを知ることが出来るのです。
これが自己理解の第一歩。
驚くかもしれませんが、「今から起業してやろうと思っている仕事が、無意識的に実は嫌なことだった」なんて可能性もあるんです。それまで培ってきたスキルだけを活かそうとすると、特にそういう事になりがちですね。
恥ずかしかったり、嬉しかったり、悲しくなったり。いろいろな感情が押し寄せる作業ですが、やってみると結構楽しいですよ。
昔の失敗も、書き出してしまうと「そんなこともあったなぁ、まぁいいか!」なんて過去の自分を許すことが出来てスッと心が軽くなるなんてこともありますよ!
まずは、ひたすらに自分史を書き出してみましょう!
まずはノートか原稿用紙を買いに行こう!
まずは、ひたすら書きまくるためのノートか原稿用紙を買いに行きましょう!100均のでも十分です!
あとは一人になる時間を作り、じっくりひたすら書きまくっていきましょう!
ちなみに、私は「小さいころから物を作るのが好きで、テープと紙を使って色々なものを作るのにすごい幸せと満足感を感じていた」と「自分の作った仕組みで人に喜んでもらいたい」という想いが強い事が分かりました。これが私でいうところの「軸」です。
夢だったゲームプログラマーにはなれていませんが、木の楽しいコンテンツや仕組みを自分で考えて展開することで多くの人に喜んでもらえている事が、結果的にゲームプログラマーになりたかった当時の自分の「軸」と重なっているので、今では満足な日々を過ごせていることに繋がっているんだと考えています。
- 起業の第一歩は自己理解から!
- 「何のために」それをするのかブレない軸を持とう!
- 自己理解のオススメ方法は自分史を書き出しまくろう!
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