「いろいろ勉強をしているけど、全然覚えられない」
「ビジネス書をいっぱい読んだけど、結局何が書いてあったっけ?」
「あのセミナーで結局何を教わったんだっけ?」
人は、忘れる生き物です。色々と勉強をしたとしても、数日、数ヶ月、数年たつと自然と記憶が薄れてきます。
高校生の時にならった数学の二次関数の公式、あなたは覚えていますか?
私はサッパリ覚えていません。それと同じように、人はいくら勉強しても忘れてしまうのです。
セミナーに参加しても、レジュメをもらって知識を得たと満足してしまうなんて経験があるのではないでしょうか?
「これを見て後から思い出せばいいや」なんて……これでは、まったく自分の身になっていないので意味がありませんよね。
そんなあなたに朗報です!1つだけ記憶にとどめておく勉強法があるんです。
その名も、アウトプット勉強法です。
インプットしたらアウトプットをする。
ただこれだけの事ですが、やらない人、できない人の方が圧倒的に多いです。だから高額のセミナーとかに通ってもうまくいかないんです。
今回は、インプットしたらアウトプットするべき理由についてをテーマとさせていただきます。
「色々なビジネス書を読んでもイマイチ身になっている気がしない……」
そんなあなたはぜひ読み進めてみてくださいね!
インプットしたら必ずアウトプットするべき理由
インプットしたらアウトプットするべき理由は、その知識やノウハウを自分の物にするためです。
どんなにいい話を聞いても、何もしなかったら「あぁ~いい話を聞いたな~」で終わってしまうんです。同じように、どんなに素晴らしい知識を得たとしても、「良い事を知ったなぁ~」で終わってしまいます。
そして、聞いただけ、知っただけの知識はあっという間に忘れていきます。
受験勉強に例えるとわかりやすいかもしれません。
参考書や教科書をいくら眺めて読みまくっても、自分の知識にはなりません。おそらく、全く覚えられないはずです。ひたすら問題を解きまくって自分の物にしていくしかありません。得た知識をきちんと自分の物にするためには、アウトプットするしかないのです。
インプットしたらアウトプットするべき理由は、その知識やノウハウを自分の物にするためです。
アウトプットの方法
では、どんなアウトプットをすればいいのか?という事ですが、例として以下のような物があげられます。
- ノートに書く
- ブログに書く
- 人にそのまま教える
- 人にアレンジして教える
- ビジネスに応用してアイデアを出す
- 実行する
下に行くほど、効果がより感じられます。なぜなら上の2つは自分の中で完結できますが、下の赤字の4つは他人を関わらせることが出来るからです。
人に言ったほうがより覚えられます。1つずつ見ていきましょう。
・ノートに書く
1つ目は「ノートに書く」です。
これは先ほどの受験勉強と同じ、書くことで覚える方法です。
メモでもよいのですが、できれば1冊のノートにまとめていく事をオススメします。1冊に学んだことが蓄積されていくので、後で見返すことで新しいアイデアが出て来ることが多々あります。
一番お手軽でありながら、ただ見ただけ読んだだけとは違い、明らかに記憶に残ります。
受験勉強の勉強方法と同じ要領ですね。大人になるとやらなくなってしまうのですが、自分の中に留めておくのであれば効率的な勉強方法なんです。
・ブログに書く
2つ目は、それをブログに書くことです。
ここで重要なのは、学んだ知識をそっくりそのまま描くのではなく「自分のフィルター」を通して「なぜそう感じたのか?」「自分だったらどうするか?」を交えて書くことです。
そっくりそのまま書き写すのは引用のルールに引っかかったり、著作権にも違反したりしますからね。
たとえば、「集客の手段は無限にあること」を学んだとしたら、教わった中で「まだやってない集客の手法」を書いてみたり、「その集客方法をやってみた結果」を交えて書いてみたりと色々と方法はありますよ。
そして、それがそのまま読者の為になる記事として残るのです。
書くことと残すこと自体は自分の為ですが、ブログに書いておくことでどこかの誰かの役に立つ可能性があります。
自分のフィルターを通して考えることで、深く記憶に刻み込まれます。
・人にそのまま教える
3つ目は「人にそのまま教える」です。
これはそのまま、目の前にいる友人や同僚に教わったことをそのまま教えるのです。
人は、教わったときよりも人に教える時の方が勉強になるのです。
この時大切なのは、「伝え方」です。どう伝えれば教わったことがそのまま相手に伝わるかまで考えられるようになると良いです。
下手な伝え方をすると間違った知識を与えることになったり、そもそも話自体に飽きられてしまったりしますから。
目の前に教えられる人がいるのであれば、学んだ知識をそのまま伝えてみましょう。
教わったほう嬉しいでしょうし、教えた方は気持ちよく記憶に留めておくことができます。
・アレンジして人に教える
4つ目は「アレンジして人に教える」です。
2つ目のブログに書くと同様に、自分のフィルターを通して学んだ知識を教えてみましょう。
自分の考えや、行動の結果なども合わせることで信ぴょう性も増しますし、聞いたことをそのまま教えるよりも説得力が出ます。
アレンジして教える場合も、どうやったら「うまく伝わるか」を意識してみてください。
・ビジネスに応用し、アイデアを出す
5つ目は自分の「ビジネスに応用し、アイデアを出す」事です。
先ほどの「集客方法は無限にあること」を学んだあとに、「ヘリコプターで上空からチラシをばらまいてみるか」「Facebook広告に10万円突っ込んでみるか!」「携帯の電話帳に登録されている知人全員に電話をしてみる」「半径5キロ圏内の全てのお家にポスティングしてみるか」など、可能か不可能かはひとまず置いておいて様々なアイデアが出てくると思います。
中には、お金と時間を掛けずにすぐにできるアイデアなども出てくると思います。
自分のビジネスに応用して、アイデアを出してみてください。
・実行する
6つ目は「実行する」です。
これが一番オススメの方法です。結局のところ実行、行動に勝るものはありません。
やれば覚えます。
例えば、ビジネス書を読んだとしたら、中に書いてある1項目だけでも素直にやってみてください。
すると何かしらの「結果」が得られます。いままでとは何かが変わります。
この結果をもとに、その後も色々な行動を起こすことができますよね。
いきなり上手くいくかもしれませんし、上手くいかないかもしれません。たとえ上手くいかなかったとしても上手くいかなかった事がわかりますし、その理由を考えるきっかけにもなります。
なんにしても知識はただの知識なんです。実行しないと何も始まりません。
「実行する」ことが究極のアウトプット勉強法と言えます。
だって上手くいっても駄目だったとしても忘れないですから。
自分のフィルターを通そう
この記事の中で数回出てきている「自分のフィルターを通す」というワード。
これが結構重要です。
なぜなら、教わったことは、そのまま教わったことであって。知識は知識でしかないからです。
「自分だったらどう活かすか」、「どう感じたか」、「どんな結果が得られたか」など自分という「フィルター」を通してアウトプットをすることをオススメします。
そもそも、得た知識はそっくりそのままあなたの状況には当てはまらないはずです。
何かしら自分に置き換えて考えたり実行しようとした事をアウトプットしていきましょう。
インプットしたらアウトプットしよう
アウトプットこそが、究極の勉強法です。
それは普通の勉強でも同じ。結局「人に教える時が一番学べるとき」なんです。
教わること、知識を得る事もとても大切なことですが、それ以上に「アウトプット」することに意識を向けるようにしてみてください。
色々と学んでいく中で、蓄積された勉強の記憶が新しいアイデアや、危機を打破する力になってくれるはずです。
- 人に教える時が、一番覚える時である
- アウトプットの仕方はいろいろあるけれど一番は学んだことを「実行する」事
- インプットしたら必ずアウトプットをするようにしよう
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