10倍速く書ける 超スピード文章術は上阪徹さんが書いた「早く書く技術」を「見える化」した文章術の本です。
この本を読めば、あなたの文章を書くスピードは格段に速くなります。ちなみにこの記事は私が30分ほどで書き上げました。この本を読むまでは1記事2~3時間かかっていましたが、コツさえつかめば書くスピードはかなり短縮できることが分かりました。
文章をどう書いていいかわからない…
文字数が埋まらなくて困っている…
上手い文章が書けない…
ブログ、メルマガ、SNS、メール、レポート、企画書、プレゼン資料、社内報など文字を書く仕事が当たり前になって来ている中で、こんな悩みを持っている方も多いかと思います。この本は、そんな悩みをズバッと解決してくれる1冊です。
この本で紹介している速く書く秘訣は、「どう書くか?」ではなく「何を書くか?」に集中する事です。書くための素材を集めて、読みやすい順番に組み立てる事で一気に書き上げよう!というものです。
この本から得た気付きをザックリ3点まとめましたので、ご紹介させていただきます。あなたの文章の悩みの解決の助けになれば幸いです。
文章を書くには、とにかく素材集め
文章は素材が9割と書いてありました。
素材をつなげるだけで「サッ」と書けるのです。この記事も全て素材を集めてから書いているので何の迷いもなく書き進める事が出来ました。
ここでいう素材とは、1次情報です。あなた自身の体験、独自の事実、数字など、ネット上で集めた情報ではなく、あなた自身が持っている情報が素材となります。図書館などで調べまくった資料なども良いでしょう。
例えば、この記事も「私が実際に読んで感じた事、大事だと思ったこと」を素材として紙にまとめた上で書いています。
素材さえあれば、何の迷いもなく文章は書けるのです。
ちなみに、「文字数が足りない」のは「素材が足りない」からです。よほど天才的な文才がある人以外、天から文章が降ってくることはありません。書く内容に対する素材をもっと集めましょう。
文章は素材が9割なのです。素材集めこそが文章を書くための秘訣といえます。
読者と目的を目に見える場所に書いておく
読者と目的を目に見える場所に書いておくと、作成中の文章がブレません。
多くの人に向けて書くよりは、一人の読者に向けて、どう感じてもらいたいのか?を意識しながら書くのです。
この記事は、マネタイズが上手くいかなかった過去の自分に対して、この本は自分に有益そうだから読んでみようかなと思わせるように書いています。記事作成中に見ている紙にも、誰にどう思ってほしいかをメモしてあります。
書いている途中にたまに見ると文章がブレずに済みますし、不要な部分を削るのにも役に立ちます。それだけでなく無意識に書いてしまう「専門用語」などの難しい言葉も自然とかみ砕いて書けるようになるのです。ビジネス用語に出て来る横文字やアルファベットによる短縮など、中学生で分からなさそうな用語は全て言い換えて書くようにしています。
読者と目的を目に見える場所に書いておきましょう。
上手い文章はいらない
作家が書くような「上手い文章」はいりません。「上手い」事よりも、「伝わる事」が大切です。
文章が上手い人の真似をすると、時間もかかる上に伝わらない文章になるからです。
文章が上手い人は「未知数である」「肝に銘じる」「心の闇」「太鼓判を押す」「途方に暮れる」など「慣用句」の使い方が上手です。
これら慣用句は、「なんとなくわかるようで、実はよく分からない」のです。これらの文章が入っていると中身が無いのにそれっぽく見えてしまうのですね。慣用句を使うぐらいなら想像できる具体例や数字を入れたほうがマシです。
同じように、「起承転結」や「、。をきっちり意識した正しい文法」も必要ありません。
「上手い文章」や「セオリー」、「文法」といった「文章の呪縛」から解き放たれるだけで文章を書く意識はグッと軽くなります。
文章の上手い人の真似をする必要はありません。上手い文章よりも、伝わる文章を書くことが大切だと学びました。
書くことに対する苦手意識を克服しよう
文章は、天から降ってくるものではありません。
書くための素材を集めて、読みやすい順番に組み立てる事で一気に書き上げるだけで完成するのです。素材さえあればいくらでも内容を膨らませる事ができますし、不要な部分を削ることで更に読みやすく理解しやすい文章が書けるようになります。
書こうと思ったら、まず素材集めを始めましょう。
ある程度集まったら、苦労することなく文章が書けるはずです。逆にどう繋いだら伝わりやすくなるかを考えるのがちょっと楽しくなってきます。
10倍速く書ける超スピード文章術は、あなたの文章の悩みを解決してくれるかもしれない1冊です!
・文章は素材集めが9割
・誰に、どう感じてもらいたいのかを意識する。
・うまい文章はいらない
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