あなたの商品やサービスの「軸」を確認しよう!差別化戦略とは

あなたの商品やサービスのウリは何でしょうか?

安さ?品質の高さ?サポートの充実さ?競合他社の商品やサービスと何がどう違いますか?

これが何かを説明できないと、モノやサービスを売るのはなかなか難しいです。

たとえば、まったく同じものを買うのであれば「できるだけ安く」買いたいと思うでしょう。
これは価格競争に巻き込まれる典型的なパターンです。

そうならない為には、何かしら「他にはない」もので差別化をしなければなりません。

差別化っていっても、なにをすればいいんだよ……

実は、差別化戦略は大きく分けて3つしかありません。それが、「手軽軸」、「商品軸」、「密着軸」の3つです。

ビジネスをする上では、必ずどれかに絞っていくことになります。あなたの商品やサービスの軸を改めて考えてみましょう。

あなたの商品やサービスの軸を確認しよう!軸は大きく分けて3種類

差別化は大きく分けて「手軽軸、商品軸、密着軸」の3種類となります。

1つずつ見ていきましょう!

手軽軸

早い、安い、便利がウリのコンセプトです。

例えば、牛丼で行ったら吉野家、松屋、すき屋。
ハンバーガーチェーンでいったらマクドナルド。
ラーメン屋さんでいえば日高屋、幸楽苑。

こう説明するとわかりやすいですかね。

とにかく手軽なことをウリにしています。

手軽軸は薄利多売になりますので、「価格競争」に巻き込まれやすいのが弱みです。
ここに参入するには、この戦場で戦い続ける事ができる資本力が必要です。

早い、安い、便利といった手軽なものが手軽軸です。

商品軸

商品軸は、高品質、ハイエンドをウリにしたコンセプトです。

飲食店でたとえると、高級レストランや回らないお寿司屋さんをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。

スマホでたとえるとiPhoneがこれにあたります。androidだとギャラクシーやエクスペリアがこれにあたります。

最新技術や最高品質など、とにかく「良い物」を価値として提供するのです。

商品軸は単価が高くなりますので、手軽に購入する事が出来ない事が弱みです。

商品軸は、高品質、ハイエンドをウリにしたコンセプトです。

 

密着軸

密着軸は、お客様ひとりひとりに寄り添うことをコンセプトにした戦略です。

飲食店でたとえると、行きつけの居酒屋さん。行くだけで何を頼むか理解してくれているから注文することなく「いつもの」の一言でお酒と料理が出てくるようなお店です。

美容院でたとえると、「いつもの髪型でお願い」と言うだけでいつも通りにカットしてくれるお店です。

一人一人、お客さんの事をよく知る必要がありますが、手軽軸、商品軸と比べ資本が無くてもとれる唯一の戦略といえます。

 

差別化戦略の併用は難しい

3つの差別化戦略を紹介させていただきました。どうでしょうか?あなたの商品やサービスはどれかに当てはまるでしょうか?

ちなみに私のカホンキットは密着軸です。一人一人にあった思い通りの音色を作ることが出来る事をウリにしています。カホン作りのワークショップも、少人数で一人一人に目を配り作成指導をするのがウリです。

とにかく良い物を、安く早く便利に、お客さん一人一人に合わせた物を売れば最強じゃん!

そんな風に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、3つの差別化戦略の併用は難しいです。

なぜなら、この差別化によってお客様が違ってくるからです。

それぞれ、お客様の求めるものが違うという事です。

たとえば、若い人は安い居酒屋で仲間たちとワイワイガヤガヤと楽しく飲みたいでしょうし、逆にある程度大人になると大切な人とムードのあるレストランで高級なワインを飲みたくなるでしょう。

ここで、安い居酒屋で高級なワインを置いても売れないのは、何となく想像できると思います。逆に高級レストランで安価なチューハイを提供しても売れないでしょう。お客さんがそれを望んでいないからです。

差別化戦略によって価値を求めるお客様が違うため、3つの差別化戦略の併用は難しいのです。

 

ドリルを売るなら穴を売れ

お客様はドリルが欲しいのではありません。それによって開く「穴」が欲しいのです。

差別化戦略を確認するには佐藤義典さんのドリルを売るには穴を売れがオススメです!

今回説明した「差別化軸」をはじめ、「ベネフィット」「4P」「セグメントとターゲッティング」といったマーケティングの基礎の基礎が物語形式でサックリ学べます。

逆に、最低限のこれらの知識も無いまま起業するのはかなり無謀と言ってもいいと私は思いますよ。

ドリルを売るには穴を売れ 誰でも「売れる人」になるマーケティング入門 [ 佐藤義典 ]
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今回の3行まとめ
  • 差別化軸は、手軽軸、商品軸、密着軸の3つ
  • それぞれの差別化軸を同時に行うのは難しい
  • 資本が無くても取れるのは「密着軸」
稼げるブログの書き方を学ぼう!

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    住宅需要が減り、家業である木材業界も衰退の一途をたどっている中、何とか業界を盛り上げられないかと、副業起業で「あいはらの木」を立ち上げる。 始めた当初は「金なし人脈なし」と先立つものが無かったため、個人コンサルを受ける事が出来ず。 ビジネスの知識は「ほぼ独学」でした。 そんな私でしたが、開始から約1年後には木を使ったコンテンツと数個のサイト運営で収益を得られるようになりました。