あなたは、何か「情報発信」をしているでしょうか?
もし何もしていない様でしたら、さっそく今から情報発信を始めるべきだと私は思います。
そんな方でも何かしら始めたほうがよいです。サービスを開始するまえに情報発信をし始める事で、事業プランが固まったり、やろうと思っている事のブラッシュアップにつながるからです。
私のカホンやKUBBのように、売るつもりで情報発信していたつもりではなかったものが「欲しい」と言われ商品になりました。今ではコレが結構な収入源になっていたりします。
今は、インターネットを使って無料で世界中に情報発信ができる便利な時代です。発信するだけだったら時間さえ取れればタダでできます。
あなたの商品やサービスがいかに素晴らしいものだったとしても知ってもらわないと買ってもらえません。
今回は情報発信についてわかりやすく解説させていただきます!
まずは「知ってもらう」ことから!「認知」の壁を超えろ
何か事業を始める時に必ず必要になってくるのが、あなたのサービスや商品を「知ってもらう」事です。
いくら素晴らしい商品やサービスでも、知ってもらえなければ「無いのと一緒」です。それはそうですよね、知らないものは買えませんし、知らない店には行けません。
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、結構勘違いしている人が多いんです。
どういうことかというと「もっと良いものを作れば売れるはずだ」「さらに安くすれば売れるはずだ」といった努力の方向性を間違えてしまうような勘違いです。誰も知らず誰も来ない無人島のラーメン屋さんでひたすらに味の追及をするようなものです。
先ほども言いましたが、知らなければ無いのと一緒なんです。まずは、知ってもらう=「認知」の壁を突破する必要があります。
そのためには知ってもらうための「情報発信」が必要不可欠です。
サービスを作りこむことよりもまず、まだ見ぬお客様に「知ってもらう」事が必要だと認識してください。
情報発信の方法
情報発信には様々な方法があります。近所にチラシをまくようなアナログなものから、ウェブサイトやブログ、SNSを使ったデジタルなものまでさまざまなツールを使いこなす必要があります。
特に、ウェブサイトやブログやSNSなどは無料で使える上に効果も大きい為、積極的に使っていきたいツールと言えます。
1つずつ見ていきましょう。
ウェブサイトを作成する
あなたの事業のウェブサイトを作成します。
ウェブサイトには事業内容、創業者の思い、実績、問い合わせ先などを掲載しておくことで名刺代わりにもなります。
今まで1度もウェブサイトを作ったことが無い方は、いきなりお金をかけて外注に頼むのではなく自分でHTMLという言語を使って作ってみることをオススメします。
なぜなら、ウェブサイトの仕組みを理解することが出来るからです。自分で作って自分で更新する方法を学んでいただきたいです。
私も最初はHTMLの手打ちで作成しました。そのノウハウがあるおかげで外注に任せることなく更新作業ができています。ほかのホームページ作成ソフトを使うときも同様です。基本的には簡単なHTMLだけで作ることが出来ます。
外注に頼むと綺麗なウェブサイトを作ってもらえる代わりに月額で維持費が発生したり、更新するたびに費用が発生したりします。さらに、本当に伝えたい理念と少しずれたものが出来上がることも多いようです。
大切なのは、デザインよりも「何が書いてあるか」です。
HTMLに関してはネット上で調べるだけで無料で情報が公開されていますし、書籍で見たい場合でも図書館に行けば初心者向けの物も借りる事が出来ます。時間さえあれば作成までのハードルは非常に低いです。
もしウェブサイトが無い、作ったことも無いようであれば一度自分で手作りしてみることをオススメします。
この時、にサーバーを借りてドメインも自分だけの物(独自ドメイン)を取得するとなお良しです。(私は最初は全て無料でやっていました)
ブログを始める
2つ目はブログです。
商品やサービスについてのお役立ち情報や実績などを紹介していきましょう。
ブログは無料の物から、有料のものまで様々なサービスがあります。
私のオススメはワードプレスですが、あなたに合ったもので始めてもらえればよいと思います。
私は最初FC2という無料のサービスで数年間ブログを書いていました。そこでも認知を広げることができたのですが、起業家ゼミナールの先生に「独自ドメインをとり、サーバーを借りた方が良い」と教わったため独自ドメインを取得し、サーバーレンタルをして運用しています。
ここで間違ってはいけないポイントは「ただの日常の日記を書かない」という事です。
例えば、「今日は、タピオカミルクティーを飲みました。とても美味しかったです」とかですね。誰もあなたの日常に興味はありません。
事業のサービスや商品が読んでくれた人の為になるような記事を更新するようにしましょう。サービスの実績などは次の仕事にもつながりやすくなるのでオススメです。
また、更新が途絶えると数ヶ月で一気に異臭を放ち始めます。更新が何年もされていないようなブログもたくさん見かけますよね。そうするとどう思います?
なんて思いませんか?
そうならないためにも、できるだけマメに更新できると良いです。
私のカホンやKUBBの例のように、ブログがきっかけで商品やサービスが出来る事もあります。
SNSを始める
FacebookやTwitter、インスタグラムといったSNSも、上手く使っていく事で、認知を広げることができます。
SNSはそれぞれ特性が違い、それぞれの異なったタイプの住人がいるので全部やれると一番いいです。
SNSの特徴の一つとして「個人にファンが付く」ことがあげられます。上のウェブサイトやブログはあくまでも「事業」を知ってもらう事に特化しています。それに対してSNSは個人の世界観を知ってもらい共感を得る事ができます。
それぞれのSNS事に戦略が異なるため、得手不得手が出てくると思います。
私でいえばTwitter、Instagramが苦手で、やってはいるのですが更新がかなり鈍足です。いざ画面を開いても何を書いていいのか、どんな写真を載せたらいいのか分からなくなってしまうのです。逆にFacebookはブログの更新情報や個人の実績などを自分のタイムラインに蓄積していくことが出来るため非常にやりやすいと感じます。
TwitterとInstagramとFacebookの一番の違いは、匿名ではなく実名登録というところ。「シェア」や「いいね」などが実名の友達に拡散されていく為、サービスの情報を正確に広めてくれることに長けていると感じます。実名だと信頼性も高いです。知らない人に紹介されたものよりも、友達に紹介されたものの方が試してみたくなりませんか?
実際に、私のカホン作りワークショップのお客様は、参加いただいた方のFacebookでの投稿やシェアによって口コミが起こり次のお客様となってくれるパターンが多いです。
個人的には、まずはFacebookを始めるのをオススメします。
アナログな方法でいえば、チラシを近所に撒く方法や、様々なイベントに参加して自分の名刺を配りまくる方法があります。
お金さえあれば、雑誌やラジオ、テレビCMで広告を出す事もできます。
「○○といったらあなた」になろう
「○○といったらあなた」という人になりましょう。
「知ってもらう」という事は、すなわち「一番最初に思い出してもらう事」になります。人が困ったときに一番最初に思い出してもらえる人になることが情報発信の目的と言っても過言ではありません。
たとえば、私は周りの木材業界仲間から「カホンの人」と言われています。仲間たちも木材を扱っているため、一般の方から木の楽器カホンに関する問い合わせもたまにあるそうです。そこでカホンの人である私を紹介してもらえるという事です。
ちなみに、私は「カホンのキット」や「ワークショップ」を始めて何十年もたっているわけではありません。ただ、他の人より作っている台数が多かったり、実験した回数が多いだけです。叩くのはお世辞にも上手いとはいえません。
カホンに関する知識は製品を解体して材料の仕様や響き弦の当て方、角度使っている材料スペックを研究したり、何十台も自作しては壊して得てきた知識だけです。つまり、カホンそのものに関しては素人もいいところなのです。
何が言いたいのかというと、情報発信をするのはプロでなくてもいいという事です。
ネットで調べたことの寄せ集めでは無く、自分だけが持っている情報、すなわち1次情報を発信していけば自然に「この人は○○の事を良く知っている人だ」と「○○の人」になっていきます。
1次情報といっても、私のように実験を重ねたものである必要はありません。
たとえば、「あなた個人の感想や意見」も立派な一次情報です。
車が好きであればディーラーで試乗しまくってその試乗のレポートを書いてまとめるとかでもいいのです。
ラーメンが好きなら、お店の外観から始まって注文方法や店員さんの対応、ラーメンの写真や味の感想、印象、ネット上の評判と自分の感じたことの比較などをまとめるだけでも立派な一次情報です。
「○○といったらあなた」と言われるようになるのが情報発信の目的の一つです。
- 「知らない」のは「無い」のと同じだと認識しよう。
- 情報発信の方法は様々!反応があるまでいろいろ試してみよう。
- 「○○といったらあなた」になろう