東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

「これで材が売れる!?」材木業界で使える差異性9つ

 

「最近、景気が良くないなぁ~」

「売上がどんどん減っているなぁ~」

そんな不安がありませんか?

 

私の所はあります。そしてこの先、ものすごく不安です。

お世辞にも「仕事が多くて忙しくて仕方ない毎日」とは言えません。

 

 

我々材木問屋は

材を仕入れ、利益をのせて材木屋さんに売る事で利益を得て商売をしています。

「安く買って高く売る」商業資本の形態です。

 

今から35年ほど昔、大手の製材所が少なく、国産材の流通も少なかった頃

国産材の不足から「材木」はいくらでも売れた時代があったそうです。

 

そんな時代であれば材木問屋は

「安く買って高く売る」の商売を続けていられたでしょう。

 

しかし、今は「安く買って高く売る」の商売の基本だけでは

この先、どうなるかわからないなぁ・・・ そう私は感じています。

そして、それはおそらく材木屋さんも同じではないでしょうか?

 

 

今日は「材木」や「自店」にどのような「付加価値」をつければ

売れる可能性が高まるのか?をパッと9つ考えてみました。

※材木問屋が材木屋さんに、もしくは材木屋さんが工務店さんにといった場合です

 

 

1、材の加工をする      

・防腐、防虫加工の抽入加工

・お客さんの希望ピッタリの寸法で納入 等

 

欲しい物をズバリ手に入れることで、お客さんの負担を軽減!

現場での加工合わせも考えて少し大き目にするとかもアリですね。

 

 

2、在庫を持つ(種類・量)  

・いつ来ても、何でも欲しい物が揃う品ぞろえ

・ここに来れば絶対にこの在庫がある! 等

 

便利さは武器になります。嬉しいお客さんも多いはず!

新木場では材木屋さん御用達の豊富な在庫や種類の新妻商店さん

ここに来れば何でもあると業界内で言われている鴨川商店さん等

他店が真似できない所が凄いですね。

 

 

3、他店より材を安くする    

・どこの競合よりも安い!

・いつ来ても安い! 等

 

原価追求は商売の基本!

材料は安ければ安いほどお客さん的には嬉しいですね!

 

 

4、どこよりも早い対応      

・注文が来たら、即配達!納品!

・注文が来たら、即加工!

 

今は「今日、明日必要」で急ぐお客さんも多いです。

即対応してもらえれば嬉しいですね!

 

 

5、どこでもお届けする!    

・どんなに遠い場所でもお届けします!

・トラックが入れないような所でもお届けします!

 

これは材木屋さんの基本サービスみたいになっているんですかね?

(相原はトラックが無いので出来ません・・・)

 

 

6、自店にしか無い物を取り扱う 

・自分の所にしか無い特殊な加工をした材を扱う

・自社独自の仕入れルート、ここでしか手に入らない!

 

榎戸材木店さんにある特殊な乾燥機で加工された無垢フローリングは

榎戸材木店さんだけのオリジナル商品!

ココでしか絶対に手に入らない唯一無二の商品があればいいですね。

 

 

7、ココで買えば品質安定!  

・プロの目で見て仕入れた商品は、安定の品質!

・いつ来ても安定した品質の商品が手に入る!

 

「木」は2本と同じ物が存在しない素材です。同じ木でも元玉と2番玉では違います。

プロの目で見た「間違いない商品」を扱える事は強みになりますね。

 むしろ材木屋さんの価値はここにあるんじゃないかと思っています。

これはとても大切ですが、これだけでは駄目だと思います

 

 

8、大きな会社と取引がある   

・えっ!?あんなに大きな会社と取引してるの!?凄いなぁ~

・誰もが知っている大会社と取引があれば、こちらも「なんだか凄い会社」というイメージが!

 

大企業と付き合いがあるのは一種の会社のステータスではないでしょうか。

 

 

9、〇〇材のエキスパートに!? 

・2×4材といえば、ココ!とかデッキ材と言えばココ!、縁甲板といえばココ!

・割物はこのメーカーを扱うこの店!赤松の垂木はこのメーカーを扱うこの店!

 

そんな、〇〇はウチにくればあなたの希望の物があるよ!といった強み。

ちなみに、バタ角の「在庫量」と「いつでもある感」は相原の強みです。

新木場でバタ角といえば相原ですよ!

 

 

 

と、今日の朝に思いついたのはとりあえずこの9つです。

がっつり考えれば、まだまだイッパイ出てきそうです。

 

 

ちなみに相原の強みはHPのトップページにも書いてある

都内の材木屋さんの こんな「困ったなぁ」に対応出来る事です。

「もっと小ロットで仕入れがしたいんだけど・・・」
「引取にいったら直ぐに積んでほしいんだけど・・・」
「朝早くに引取がしたいんだけど・・・」
「色々な材を全部合わせて積んで欲しいんだけど・・・」

「〇〇県産材がほしいんだけど・・・」

あ!強みなのに「バタ角が大量にほしいんだけど・・・」を書いてないや・・・

あとで更新しておこう。

 

今の「安く買って高く売る」商売に、

お客さんに喜んでもらえるよう、どんな差異性を持たせるのか?

そして、それを 誰に どう知ってもらうのか?が

これからの課題のような気がしています。

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2 件のコメント

  • 初めてまして。
    突然のメールをお許しください。
    普段自分は元請大工をやっています。
    ですが最近の住宅に不満が多いため
    ウェブにて加工販売を始めました。
    日本材から外材銘木を在庫しています。
    これから先、木材にこだわりを持った
    お客様は出てくるのかが不安です。
    何かアドバイスなどありましたら教えて
    頂けないでしょうか?

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