商売であれば「売上」よりも「利益」を大切にしたい。
私はそう考えています。
新木場相原はロシア産の赤松製品を仕入れて
材木屋さんに卸しています。
赤松は輸入材なので、商社などを通して仕入れをします。
もちろん、原価がある商品です。
現状、相原でこの商品は
「赤が出ないギリギリの価格」で販売をしています。
最近、
「近くの市場で同じ物が1万円以上安く買えた」
「この市場は高い!」
「他の所なんて持ってきてもらってもっと安い値段だ」
なんて言われました。
原価のある商品に対して
どうして他の市場でこういった事が出来るのか?を考えました。
①相原より安い流通ルートを持っている
②赤字を出してでも売上が欲しい
③この商品を撒き餌にして他の商品でペイしている
他にも色々ありそうですが、おおよそそんなところかな?と考えました。
①は企業努力、仕入れの価格交渉の問題なのでアクションが起こせそうです。
大量仕入れも一つの手かも知れませんが、それで
リューベ1000円しか安くならないぐらいなら適正在庫を維持する方がいいです。
②と③に対して真っ向から対抗するのは間違っていると
私は考えています。
②は、そもそもナンセンスです。やっている意味なし。
資金繰りが厳しいのかなって思うぐらい。
私から見たら木の価値を下げているだけです。
まぁ、安く買えた人が「甘い汁を吸える」「安く買えた自慢ができる」という
材木業界特有のメリットはありますね。こちらとしては凄く迷惑ですが。
③は、役物や構造材がガッツリ売れた時代であれば効果があったと思います。
赤字を出した分以上の金額を役物の利益で取り返す事が出来たからです。
今、東木にいて「そんな事は無理だ」と感じます。だって役物が売れないから。
多くの材木屋さんが使う、どこの市場でも取り扱うような
ありきたりな材料だからこそ価格競争対象商品になってしまうのでしょう。
赤松を売るにしても
金額以外の差異性を持たせられないでしょうかね?
相原でこちらの言い値で月に1バンドル買ってくれたら
「新木場 材木」で最初の方にヒットする相原のブログで紹介しますよ!
とか、どうですかね?
う~む・・・
今の材木屋さんに対しては何のメリットも無いか~(-_-;)
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