東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

材木屋は何故 特選材デーに来なくなったのか

ここ数日、凄く寒くなりましたね。

その影響で周りの人たちで風邪をひいてしまった方も多いです。

 

帰宅したら うがい、手洗いをしっかりして体調には気を付けていきたいですね。

 

 

今日は第三週の木曜日なので・・・

東京木材市場 月に1度の特選材デーです

 

特選材デーとは・・・

東京木材市場の役員によって審査され、表彰された素晴らしい材(金紙を貼られた材)を買う事が出来る日です。

20141120_114652

(写真は、本日審査され金紙が貼られた相原の材)

 

 

何故この「特選材デー」が出来たのかはわかりません。

材木が売れていた頃のサブ記念市みたいな扱いなのかな?と思ってます。

 

 

私個人の意見では

特選材デーはやめてしまった方がいいのでは?

と考えています。

むしろ、特選材デーだけでなく平市も止めてしまった方がいいのでは?とも。

 

 

月に一度の特選材デーですが、

現状では、今置いてある在庫で審査されその中の選ばれた材に

金紙が貼られるような感じになっています。(上の写真の材も常備在庫品です)

 

 

要するに、特選材デーに置いてある物は

「毎週やってる平市と変わらない品ぞろえ」という事です。

 

その原因は

①問屋がいい物(高い・珍しい物)を扱わなくなった

②お客さんがいい物(高い・珍しい物)を買わなくなった

この二つだと考えています。

「卵が先か鶏が先か」というのはとりあえず置いておきます。

 

 

表彰され金紙のついた材が売れるか?

というと、そうでもないです。実際にセリで売れたの見たことないです。

 

「特選材デー」だからお客さんが来るのか?というと、そうでもなく。

平市に来てもらえる2~4人 + 審査する為の役員の方が数名

というところです。雰囲気は平市と変わりません。

残念ながら売上もほぼ平市と変わりません。

というか記念市以外で市での売上なんて売上全体の何パーセントなんだか・・・

 

 

そこで

特選材デーはやめてしまった方がいいのでは? と考えたわけです。

 

特選材デーにも平市にも様々な経費がかかっています。

昼食代、お手伝いさんの人件費、審査してくれる人の時間、市で歩く人たちの時間、

 

実際にかかるお金は、

浮いたその分を 

記念市に回してお客さんを一人でも多く呼べるような企画を考える

(お土産や特典、講演オファー等)

等の事が出来ますし、

 

人にかかっている時間も

審査に来なくてもよい(自分の時間が持てるようになる)ですし、

 本来のお客さんが来ない市を止めてその分の時間を

「記念市の為の買方回り」「材の入荷の電話など」に回す事ができます。

 

どうせ経費と時間を使うのであれば

東木で買ってくれるお客さんの為に 

そして、売上の為に上手く使っていけたらいいんじゃないかな?

と考えています。

買方さんも、市場も、問屋も皆が幸せになれます!

 

 

伝統が・・・

昔からそうだから・・・

せっかくの木曜日が・・・

とか

 

完全に思考停止していますよ!

(榎戸社長のいうところの「こういうものだから病」に限りなく近いと思います。)

 

 

私が残念なのは、力不足でそこから先の行動に移せない事です。

いや、言うのは出来ますけど。結果的に動かせません。

「人を上手く動かす方法」って無いですかね?

だれか教えてプリーズ!!!

スポンサードリンク







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です