東京木材市場内浜問屋 新木場相原のブログです

なんでもアリになると材料の価値が下がる。

 

何度か、

私の立ち位置(問屋)で材の価値を下げているのでは?

というブログを書きました。

 

 

なぜ、材の価値を下げているのか

その本質がわかりかけてきました。

 

それは、お客さんに

「どこから来たものなのか、明かさない」

というところにあります。

 

 

その心理は、仕入れ先を明かさないことで

「取引先同士で直接やられたら困る」というものです。

中抜きを恐れているんですね。

 

まぁ、我々木材問屋は手数料で生きているようなものなので

理解はできるのですが・・・

どうも、ここに違和感を感じます。

 

私たちのところで素性がわからなくなるので

お客さんからしたら、「この寸法の杉を買った」という事にしかなりません。

 

ブランド的なものが失われるわけです。

すると、「この寸法の杉」はどこまで安くできるの?」と値段でしか差異性が取れなくなるのです。

 

 

この業界に古くから根付く常識

それが当たり前で今もなお続いています。

 

 

 

確かに色々な問題が起こると思いますが、

問題を一つ一つ解決していくことがこの業界を変えていくことに繋がっていくのではないかな?

と思うのです。

 

自分たちが扱っている荷主の商品を、自信を持って取引先にオススメする。

 

問屋業は情報業と私の先生が言っていました。

 

色々な荷主さんのブランドを扱って商売をしていく。

そこにきちんと価値を見出していく時だと考えています。

まぁ、この業界の現状は 一番に値段 になってしまっているので 
これを変えるのはかなり難しいと思いますが・・・

 

価格競争だけになっている現状。

これは一番いけない状態だと思います。

この競争に勝てるのは本当に一握りだけ。

他の人は大体負けていきます。

 

その結果がこの業界がこうなってしまった原因だとも思います。

「そんなに高くちゃ 買ってくれないよ」ってね。

 

生き残っていくには

高くても、買ってもらえる理由 という物が必要です。

そこをどうやって、誰に買ってもらうのか?

真剣に考えるべきです。

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