自作カホンで失敗したくない! 失敗しないカホンの作り方を紹介!

 

 

 

カホンの作り方とポイントを分かりやすくまとめました。

自作される方は、是非参考にしてみてください。

 

この記事は今までのカホン作りのまとめであるとともに、

あいはらの木 カホンキット 想-OMOI-の説明書を作る過程での記事になります。

(カホンキットには「カホンに関する考察」が付きます)

 

 

ここでは、基本的なカホンの作り方だけです。

 

私が何十台も作っては解体してきて得たカホンのキモとなる情報は

カホンキットに添付させていただいております。

(気付きがありしだい更新しています)

 

 

それぞれ個別の記事についてはコチラにまとめてあります。

 

 

目次

1、カホンの材料選びについて。

2、材料のカットについて。

3、箱を組み立てよう!

4、背面を付けよう!

5、内部の響き弦機構を作ろう!

6、打面を付けよう!

7、カンナ、やすりがけをしよう!

8、カホンの高さを自分に合わせよう!

9、カホンに足を付けよう!

10、カホンの塗装をしよう!

11、さらにあなた好みの仕様にしてみよう

12、あなたのカホンを変える!?こんなアイテムもあります。

 

 

 

 

 

1、カホンの材料選びについて。(箱材)

カホンには「合板」(ごうはん)と呼ばれる材料が適しています。

合板とは木を薄くカツラ剥きした物を貼り合わせた物です。

 

材料の厚さと使用している樹種によって音が変わります

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箱材の材料選びのポイント!

箱材に使用する合板選びのポイントは重ねられている合板の枚数=PLY(プライ)数です。

写真の合板は15㎜を使用しました。③は9プライ ②は7プライ ①は5プライです。

実験の結果は多ければ多いほど締まった音になりました。

逆に①ぐらい密度が薄いと「ポ~ン」というなんだか情けない音になります。

 

ちなみにスピーカー等に使われている安価なMDFという素材は
木を繊維状にして接着剤で固めたものなので、木というより接着剤の印象が強いです。
木口面にビスなどをすると割れなどが起こりやすい材です。

車のスピーカーに付けるバッフルボードなどには向いている材料です。

 

 

シナ共芯合板では12㎜と15㎜の厚さで実験したところ

15㎜の方が低音が厚く響く印象を受けました。

12㎜ではなんだか軽い感じです。低音のインパクトは厚みとPLY数に比例します。

 

材料選びは手作り楽器の一番のポイントです。

どうせ作るなら、「良い材料」を選んで作りたいですよね!

 

 

※「あいはらの木 カホンキット」に使用している材料は③のシナ共芯合板と呼ばれる高価で特殊な合板です。

 私が実験した限り、一番低音の響きに締りがあります。

 

 

背面の材料選びのポイント!

背面はサウンドホールを開ける為、あまり厚く無い方がいいかもしれません。

あいはらの木 カホンキット では4㎜のシナ共芯合板を使用しています。

3㎜以下の薄い材料を使うと、

サウンドホールに手を入れてカホンを持ち運ぶ際に割れる可能性があります。

カホン背面

 

打面の材料選びのポイント!

打面は厚くて固いほど、パリッとした音になります。

薄くて柔らかければ柔らかいほど温かみのある音になります。

 20150811_124330

私が2.5㎜ラワン材  3㎜チーク突板化粧合板 4㎜シナ共芯 で実験したところ

ホームセンターで買ってきた2.5㎜ラワンでは

柔らかすぎて軽すぎるポン~~・ペン~~だか 残念な音に・・・

 

基本的には薄くなればなるほど、叩きやすい印象を受けます。

中のバズ音を上手く響かせるには個人的には3㎜ぐらいがちょうどいいと感じます。

 

3㎜の打面用突板化粧は現在6種類、シナ共芯合板は3mm、4mmの2種類。

 あいはらの木のカホンキット想の打面は全部で8種類からお選びいただいています。

しなともしん すぎひのき チークバーチ ブビンガゼブラ

 

 

木は樹種によって固さが異なる為、打面の突板合板の表面の樹種によって

音に個性を出すことができます。(塗装でも打面の固さは変えられます)

杉 → ヒノキ → チーク → バーチ → ブビンガ → ゼブラ

の順に固いです。 

 

シナ共芯合板はシナ自体はやわらかいですが化粧合板の芯材がラワンなのに比べ

芯材、表面材の全てがシナで出来ている分だけ固さは上回っています。

 

 

 

 

2、材料のカットについて。

 

材料は、お金を払ってプロにカットしてもらいましょう。

木工の素人では、絶対に直線も角度も真っすぐに切れません

 

ホームセンターではカットが上手い人であれば頼むのもアリです。

すこしでもずれると、きちんとした「箱」が作れず歪んだ残念なカホンが出来上がります。

 

 

あいはらの木カホンキットは

ピッタリの寸法にカットした物をご用意しております。

自作カホンカット

 

 

3、箱を組み立てよう!

 

垂直に、ツラを合わせてボンドで貼りつけましょう。

ボンドの塗り方は、薄く平らに指で伸ばし、重しを載せて接着します。

その後の加工ができるようになるまで約2時間待ちましょう。

待ち時間に響き弦の工作をするとよいと思います。

 

箱の組み立てに使用するのは、木工用ボンドだけで十分だと考えています。

木工用ボンドの接着力はとても強力で

ボンドを指で平らに延ばし正しく接着できると、剥がすのはとても困難になります。

 

不安であれば補強の棒を入れてもいいと思います。

木工用ボンドのみで今のところ何の不具合もありません。

 

 

箱を組み立てる時のポイント

・ツラをピッタリと合わせましょう。

 ツラが合わないと、接合部がずれて打面及び裏面がきちんととりつけられません。 

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・垂直をしっかり確認しましょう。

  さしがねを使い垂直を確認しながら固定しないと、斜めに歪んだ箱になってしまいます。

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4、背面を付けよう!

 

3で作った箱材に

+ドライバーと木ねじを使い背面を取り付けます。

 

背面にはサウンドホールという穴を開けます。

側面にサウンドホールを開けるカホンもありますが、

今回は打面の対面である背面にサウンドホールを開けます。

 

 

あいはらの木カホンキットでは、サウンドホール有り と 無し の取扱があります。

サウンドホール有りでは センターに直径12㎝のサウンドホールが開いております。

サウンドホール無しは4㎜シナ共芯合板の穴なしとなります。

 

 カホン背面

 

5、内部の響き弦の機構を作ろう!

カホンの内部の響き弦は大きく分けて2種類あります。

 

①スナッピータイプ

 スネアドラムの裏に貼ってある響き弦「スナッピー」を

打面に当てバズ音を出すタイプです。

 

②ワイヤータイプ

 打面にワイヤーやギターの弦を当ててバズ音を出すタイプです。

 

響き弦のポイント!

どうやって打面に響き弦を当てるのか?で音が変わります。

ローもハイもバズ音を出すのか、ローは鳴らさないようにするのか、

ジャンジャンなるようにするのか、パリッとした音にするのか。

 

※あいはらの木 カホンキットには響き弦の設計図をお付けします。

 

 

6、打面を付けよう!

内部機構の取り付けが終わったら打面を付けましょう。

 背面と同じく +ドライバー と木ねじを使用します。

カホン打面

 

あいはらの木 カホンキット 想-OMOI-では、調整がしやすい穴位置と

打面浮かしを想定した皿取加工がされております。

 

 

 

お疲れさまでした!ココまででカホンはひとまず完成です!!

 

ココから先は、あなたの好みに合わせたカホンに近づけていきましょう。

 

 

 

7、カンナがけ、ヤスリがけをしよう!

このままでは、カホンのカドが内またに当たって痛いと思います。

カンナがけ、ヤスリがけなどで角をとっていきましょう。

電動トリマー(電動ルーター)をお持ちの方はそれを使うのもいいです。

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合わせて打面の上部のカドもまるくできれば、

ハイを叩いた時に角が手に当たって痛い!という心配も無くなります。

好みに合わせて丸みを付けましょう。

 

 

8、カホンの高さを自分に合わせよう!

「高さ45センチのカホンが少し低いな」 と思ったら

木等を取り付けることで自分にあった高さにしてみましょう。

 

最初から背の高いカホンを低くする事はできませんが、

45センチのカホンに高さを足す事はできます。

私は+3センチの木材をとりつけました。

 

 

9、カホンに足を付けよう!

出来上がったカホンに足を付けましょう。

ドラムセットに使われているゴム足のように、音質的な意味でも足には意味があります。

それプラス、フローリング等に傷が付くのを防ぐ事ができます。

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「ゴム足」「フェルト」などが音的にはオススメです。

黒いゴム跡が気になる方はフェルトの方がいいと思います。

 

売っているカホンもフェルト足の物があります。

※あいはらの木 カホンキットには白いゴム足4個が付いております。

 

 

10、カホンの塗装をしよう!

 お好みに合わせて塗装をしてみましょう。

 

見た目の変化もありますが、

楽器は塗装によって音の変化があります。

 

下の写真は全て同じ樹種の打面で塗装が違うものです。

(一番右の無塗装以外は全てクリア塗装です)

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11、さらにあなた好みの仕様にしてみよう

  響き弦の調整、響き弦自体の交換

 打面のネジ穴の間隔、打面の浮かし具合を変えるだけでも

 カホンの音を変える事ができます。

 

自作カホンだからこそ気軽に出来る

「マイカホン化の調整」をしてみませんか??

(カホンに関する考察のキモ部分はカホンキットにお付けしています。)

 

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12、あなたのカホンを変える!?こんなアイテムもあります。

スズ

鈴には、大きさの他に和風な物、洋風な物等様々な物があります。

響き弦に仕込んでみると音に面白いアクセントが出ます!

色々実験してみましょう!

 

タオル

 カホンの内部にタオルを入れて打面にファサッと触れさせることで

イイ具合にミュートをさせる事ができます。

 

当て具合やタオルの種類でも音が変わります。

色々試してお好みの音を目指してみましょう。

 

 

ココまでの工程で作成する事で

ホームセンターの材料でもカホンを作る事が出来ます。

 

しかしながら、カホンという楽器は

素材の違いが音の違いに直接関わってきます。

 

「自作カホンで失敗したくない!!!」

「どうせ作るなら良い材料で作りたい!!」

そんなあなたを想うカホンキットを作りました!

beatingというハイクオリティカホンにも使われている材です。

組立に必要な工具付きなので、工具の書い足しの必要無し!

ワンランク上の自作をしたい方はぜひ下記リンクをのぞいてみて下さい。

こちらからご購入いただけます!

 

ミニサイズ等他のカホンはこちらからお買い求めいただけます。

 

ライブでもお使いいただいています。
(使用動画を教えていただければブログ記事に取り上げさせていただきます!)

 

お知らせ:2017年3/12(日) と 3/19(日)にカホン作りワークショップを行います!

詳しくはコチラからどうぞ!!!

 

 


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